小さな仕事人 (ページ5)

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レイページ5

『イーシン探してくるから先に行ってて』

KI「えー、やだ」

『わがまま言いません』

メイクさんに聞くとレイはもうメイクを落とし終わってたらしい。

荷物だけ置いてどこ行った…

イーシンの荷物は軽っ！！
絶対何も入ってないじゃん…

『じゃあ寝ないでね！』

とジョンイナに言いイーシン探しへ。

『あ、すみません、EXOのレイを見かけませんでしたか？』

SF(スタッフ)「レイさんなら三階で見ましたよ」

『そうですか！ありがとうございます！』

SF「レイさん？確か四階で…」
SF「レイさんなら一階にいたよ」
SF「EXOのレイ？外に出てたけど」

『ぜぇ、ぜぇ…どこ行ったの！！』

全員違う場所言うんだからこれじゃあどこかわかんないじゃん！

電話しても出ないし、カトクも見ないし…
…置いて帰るよ

『…はあもう知らなっ！！？』

これはイーシンの呪いなのか…
何もない廊下で転けた。

「わあ！大丈夫？」

と目の前に差し出された手。
見られてた…恥ずかしい。

『すみません、ありがとうございます』

手を貸してもらうとグイッと引き上げてくれた。

『…って、イーシンじゃん』

LY「ふふ、Aだ」

いやいや可愛く笑っても無駄だからね。

『はあ、もう。探したんだから』

LY「ごめんねぇ、迷子になっちゃって」

妖精探ししてたら迷子になったんだよね。
ええ、分かってました。

『みんな待ってるから行くよ』

LY「うん！」

この可愛い笑顔を見るとキツく怒れない私って…

LY「あ、待って！」

『わ、なに？』

急に叫ぶから鼓膜が破れるところだった。
一瞬真剣な表情をしたイーシンは私の荷物と私が持っていたイーシンの荷物を持って

LY「はい、これでおっけー！」

と私に手を差し出して笑った。

…この手はどうするべきか。
繋ぐ？ハイタッチ？

LY「あはは、おて！」

どっちか分からなかったのでイーシンの手を"おて"したら違ったようだ。

LY「手、繋いで行こ？」

『…どうして？』

LY「ふふ、僕が繋ぎたいから」

くそう！！！
可愛すぎる…！可愛すぎてセク◯ラしそうだ(おい

『い、いいいいよ』

噛みすぎだろちゃんと喋れよ。
と自分に突っ込みながらもイーシンの手を握った。

チャンイーシン
憎めない可愛い問題児
乙女心を分かってらっしゃる