モヤモヤ ページ48
納得してないわけじゃない。以前よりもAは気持ちに余裕がもてているし、大学の課題だったりもしっかりとこなせているようだから。
なのに俺は何が不満なんだろうか。
雇った奴が男だから？そんなことは関係ないと思いたい。
なんなんだろうか。
「伊沢さん、どうしたんです？」
「別に、なんでもない」
「俺で良ければ聞きますよ」
「ありがと」
動画撮影の準備をしながらも心の中は胸騒ぎがしていた。手は休めず、いつも通りを装っているが川上にはバレているようだった。これじゃ演技で人狼ゲームは難しいな。やっぱり俺は心理戦で挑むべきだな。
撮影の準備もできた頃、メンバーがゾロゾロと集まってきた。だが、早押しボタンが１個だけ点灯しなくて手こずっていた。
「どれ？みせてください」
「あぁ、これなんだけど。」
川上にみせていると向こうからこうちゃんが「伊沢さーーーん！！」と叫んでる。何かと思えば、
「もう！東大王！勘弁してくださいよぉ！コード抜けてましたよ！」
「...まじ？」
「ほら！今、挿しこみましたからボタンつけてみてください」
ボタンを押すとピコーン！と鳴って、赤いランプが点灯した。
「須貝さん須貝さん！今日の伊沢さんヤバイです！今日のクイズ間違いなく弱いっす！」
「え？まじー？！男！須貝駿貴！！勝ちます！！」
だめだだめだ。これじゃ本当に負けそうだ。
気合を入れ直したところで、
「よし！撮影するぞー！」
「え？何？気合入れた？」
結果、なんとか勝利。一安心するもまた襲ってくるモヤモヤ。区切りもいいし、煙草でも吸いながら電話してみる。
何コールか鳴るが、出てくれず。どうかしたのか？忘れているのか？ガラケーの方にもかけてみる。やっぱり応答なく、モヤモヤは募る。
煙草の灰が長くなり、耐えきれず落ちそうになるところを灰皿へ押しつぶす。
「〜っああ！！編集！編集！」
「何？今日の伊沢さんやっぱりおかしくね？」
「こうちゃんも思う？俺も同感」
「Aちゃんっすかね？」
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zx2to5(プロフ) - >>林檎さん 嬉しいです！ありがとうございます(^-^)のんびりですが亀更新していきますのでまた読んでくださると嬉しいです！ (2020年8月19日 22時) (
レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この面白い話を一番最初から何回見たことか！楽しんで見させていただきました！ (2020年8月8日 1時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - ありがとうございます！またアフターストーリーを書こうかと思っていますのし、他ルートも作っていくのでそちらもできればよろしくお願いします( ^ω^ ) (2020年4月14日 11時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 完結おめでとうございます！楽しませてもらいました！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モスモス | 作成日時：2020年4月9日 8時
