兎�� ページ40
「さ！」
「騒がない！」
「え？まぁいい！！次、し！」
「しゃべらない」
「...す！」
「...す？...座らない？」
「せ！」
「せかない？」(関西弁で急がない)
「...そ」
「そ？そ...粗度係数？」
段々と自信をなくして不安に応えるAが可愛いのはおいておこう。さて、どこから突っ込もうか。
まず、これ「避難訓練」の標語になってるし。「押さない 走らない 喋らない」である。地域によって差はあるらしいけど。しかも、関西住んでた名残が出てるし、関西弁可愛い。...にしても、なんで粗度係数が出てくるのかがわからない。まったくもってわからない。河川の抵抗量の数値の何が料理に関係するのか、意味不明である。
「ちょっと待ってくれ。一旦脳内で全部ツッコミいれておいたから」
「忙しい人だな、おい」
当の本人は優雅にアフタヌーンティー満喫中である。絵になるなぁ。
「...料理のさしそすせは調味料だからね？」
「さ...砂糖？」
「Yap！」
「塩！酢？せ？？」
「醤油ね」
「最後はそば？」
「味噌」
「全然違うじゃん！！！」
「это правда？！」
Aさん、驚いてますけども驚いたのは俺ですからね？押さない走らない喋らないは避難訓練の標語だと教えると日本で習った気がすると言う。間違いなく日本で習ったと思います。
というやりとりをした１週間後。
勉強しないとという姿勢や、わからないことをきく勇気やその姿勢、素晴らしいことは認めよう。
だが、だが、野菜のことを福良さんに聞いたらいかんよ。
今日は編集作業が長くかかりそうなのでオフィスにきて待ってくれている。しかし、会話が気になりすぎて作業どころではないのが心境である。
「友人に聞いたんだけど、Boiled chikuzenは美味しく、尚且つオフクロの味らしい。何が入ってる？」
「え？ボイルッド チクゼン？？あぁ、筑前煮ね。大根と人参とか、こんにゃくとか？あとキノコ。」
「キノコって？」
「えっとねぇ、シメジ？違うなぁ、椎茸？じゃないか。...マッシュルーム的な？そんな感じ」
「...マッシュルームね。Ok」
「福良さん！椎茸だから！！！」
思わずツッコミを入れてしまった。
そりゃそうだろ。だって俺の胃袋に入るんだもの。
その日の夕飯には椎茸と大根とこんにゃくと人参、ピーマンとベーコンが入った筑前煮が食卓に並んだ。
「待って。美味い」
Aマジックとしか言いようがない...
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zx2to5(プロフ) - >>林檎さん 嬉しいです！ありがとうございます(^-^)のんびりですが亀更新していきますのでまた読んでくださると嬉しいです！ (2020年8月19日 22時) (
レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この面白い話を一番最初から何回見たことか！楽しんで見させていただきました！ (2020年8月8日 1時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - ありがとうございます！またアフターストーリーを書こうかと思っていますのし、他ルートも作っていくのでそちらもできればよろしくお願いします( ^ω^ ) (2020年4月14日 11時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 完結おめでとうございます！楽しませてもらいました！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モスモス | 作成日時：2020年4月9日 8時
