( その後 2 )※ ページ31
Aが可愛い。思ったことをハッキリ言ってくれる。女性は「言わずにわかってほしい」という人がいるがそのタイプとは随分異なる。なので、俺は付き合っていて楽にいることができた。
しかし、仕事大好き人間Aとはなかなかデートらしいデートもしていないし、Aの家で過ごすことが多い。付き合う前に神戸に行ったのが1番らしいものだろう。
「ねぇA、可愛い」
「え？あ、ありがとう」
俺もAと付き合いだして、思ったことは口にするようにした。討論になるようなことはあるものの結局はどちらかが論破してしまい、納得してしまうのだ。
今日は夕飯後、お互いに仕事もなくのんびりしていた。課題を解きながら、あーでもないこーでもないと表情が変わるAは見ていて飽きないし、可愛い。
そのことを口に出してもべつに照れるような感じはない。俺ばかりがAのこと好きなんだろうなぁと思っていたがそうでもないらしい。その証明として俺と会うときはスウェットではなく女性らしい服装なのだ。衣装ケースにもそういった服が収納されている引き出しには「伊沢用」とかかれている。誤解が生じるんじゃないかと思うが気にしないことにした。
今日だって、家なのにモコモコした随分あたたかそうな流行りの部屋着を着てくれてる。可愛い。
「ねぇA、明日の朝って早い？」
「早くない。拓司は？」
「早くない...ねぇ、今日泊まっていっていい？」
「いいよ、いっつも泊まってんじゃん」
ゆっくりとAを抱き寄せると顔が真っ赤である。
ほんとこの子可愛い。
「ねぇ、近い」
「近づいてるんだもん」
「ねぇ、ドキドキする」
「それは反則...」
鼻先がくっきそうなくらい近づくと綺麗な瞳に吸い込まれそうになる。
啄ばむようなキスをするとAもそれに答えてくれるから、だんだんと噛みつくようなものになっていく。これはやばい。「もう無理...」とベルトを外しながらさらに激しいキスをする。
「…拓司ぃ」
「A」
お互い生まれたままの姿になって明朝まで愛し合った。
その証拠にベッドのシーツは寄れているし、ティッシュも空になっている。
早く起きた俺はまだ横で寝ているAに布団をかけて下着を履いてタバコに火をつけた。
「…拓司。おはよ」
「おはよ。腰大丈夫？」
「お陰様で痛いです」
とか言いながらまた抱きしめてくるんだからもう1度したくなる。
俺は思ってた以上にAに惚れてるよ。
「A、好き」
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zx2to5(プロフ) - >>林檎さん 嬉しいです！ありがとうございます(^-^)のんびりですが亀更新していきますのでまた読んでくださると嬉しいです！ (2020年8月19日 22時) (
レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この面白い話を一番最初から何回見たことか！楽しんで見させていただきました！ (2020年8月8日 1時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - ありがとうございます！またアフターストーリーを書こうかと思っていますのし、他ルートも作っていくのでそちらもできればよろしくお願いします( ^ω^ ) (2020年4月14日 11時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 完結おめでとうございます！楽しませてもらいました！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モスモス | 作成日時：2020年4月9日 8時
