検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:32,964 hit

コーヒー ページ5

ある日のオフィス。



「すっげぇな!」

「ちょっ、ドラゴンボールと同じ発音で言わないで」

「みて、この閲覧数。動画のエンディングで紹介してましたっけ?」

「してないよ」

「だとしたら私って凄い」


祝杯を挙げたい!タピオカ買ってくるー!とドタバタと外へ出かけるAちゃん。慌ただしい。
しかも財布忘れてんじゃん!日曜夕方のアニメか!
仕方ないので届けよう。メンバーに伝えると「俺もタピオカ飲みたい」と口々に言うので買って帰ってくることになった。

例のAちゃん常連のタピオカ屋へ行くと、シャッターが閉まった店の前で彼女はポカーンと突っ立っていた。なんと臨時休業らしい。んー、どんまい。


「Oh...sad...お休みされてる...」

「...あらら、これは仕方ないね」

「はぁ...帰りますか...」

「...Aちゃん、あっちの通りに美味しいカフェがあるからドリンクをテイクアウトして帰らない?」

「That's sounds good!!」


あっち?あっち?と通りを指差しながら進むAちゃん。さっきまでこの世の終わりみたいな顔してたのに今は遠足の小学生みたいなウキウキした顔になってるし。


「Du er et geni!」(あなたって天才!)

「え?でゅ、でゅ、あ?」

「Du er et geni」

「デュアエヂェニ??」

「Ja」(そう)


道中はAちゃんのデンマーク語講座。英語発音は短母音と長母音あわせて16程だが、デンマーク語は30以上ある。なかなか発音が難しい。


「じゃぁ、Zdravstvujty」

「え?それデンマーク違う!ロシア語じゃん!

「あ、バレた」




カフェはお洒落な白と緑を基調とした所だった。OLさんや主婦、女性客の利用が多い。テイクアウト用のカウンターへ行って2人でメニューを見つめる。タピオカこそないもののドリンクメニューは充実していて迷ってしまう。


「決まった?」

「Just moment...please.」

「はいはい。じゃあコレとコレとコレと」

「え?そんな飲むの?お腹壊すよ?」

「メンバーのやつね」


メンバーの分と俺のはキャラメルラテ、パッションフルーツティーなど店のおすすめマークのあるものを適当に注文した。
Aちゃんもやっと決まったらしく、メニューを指差す。


「ブラックアイボリーコーヒー下さい!!」


ブラックアイボリーコーヒー 1杯 1,880円


高くね??

ブラックアイボリー→←撮影を撮る



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
設定タグ:QuizKnock , QK , クイズノック
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モスモス | 作成日時:2020年4月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。