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7*初メテノ冒険_三節 ページ8

俺はナメクジに炎の呪文をかけた
「火の聖霊よ!いけ!」
火がナメクジを焼くが効き目がなかった
_いや・・・効いてはいる
魔力が弱いんだ

**同じくしてリン**
くっそう
ナメクジの体液とかでビショビショになるなはいやだ
リンの大事な人形が・・・

レン〜助け・・・

言いそうになった
レンにばっか頼ってもね
姉だしさ
でもこの状況はマズいかなぁ

**同じくしてミク**
あーッ
ナメクジに当たっているのだろうか
私にはよくわからない
ほとんどズルズルのビショビショのグチュグチュでゼリーみたい
レン君助けて……
レン君も必死……
よし!ミクがんばる!
私は銃を両手に
ナメクジを倒していった

****
「終わった………か………?」
「な……なんとか」
「疲れたよ……」
今目の前にあるのは燃やされて焦げたナメクジの欠片
爪で引っかいたようなあとがある死体
ナメクジのいたるところに開いた穴から流れ出す気妙な色の血

「でもさ
これで俺らの村は救われた」

「「そうだね」」

俺らはまた歩き出した
疲れもあったがここで休みたくはない
日がくれる前にルハールに着きたいしね

「さっきのすごかったね。リンちゃん」
「うん。楽しかった!」
「楽しかったって………」

しばらくの間、ナメクジの話題に花が咲いた

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作者名:鏡音リリィ | 作成日時:2011年10月16日 21時

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