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衝撃的な提案 ページ35
ある日のことだった。いつも通り授業が終わり、これから帰ろうというときに担任の雨木(あまき)先生に呼び止められた。雨木先生は珍しく、女性の数学科だ。
「近藤君、少しいいかしら？」
「はい」
清彦は疑問に思った。自分は中学校のように成績がトップなわけでもないし、かと言ったって落ちこぼれでもなかった。雨木先生についていくと、そこは進路指導室だった。
「そこに座ってちょうだい」
「はい」
清彦が席に座ると雨木先生は話し始めた。
「まず、あなたは将来何になりたいの？」
「僕は、農家として父の後を継ぎたいです」
「そう、他にはないの？」
「いえ、これ以上進学は経済的にできませんし・・・」
「私から提案があるのだけれど、聞いてくれるかしら？」
「はい」
「医者になってみない？」
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ぬっきー(プロフ) - 今後もよろしくお願いいたします！ (2017年5月6日 21時) (
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作者名：怜桜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kazu-kazu/
作成日時：2017年5月6日 19時
