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診察料と医者 ページ22
秋彦と清香は、清彦の部屋をでた。
「秋彦さん、清香さん、清彦君をしっかり見ておいてください。万が一、清彦君が無理をしてしまうと今度は命にかかわります」
「わかりました」
「あの・・・本当に安静にしていれば、これ以上ひどくはならないんですよね？」
「はい、それは保証します。では、私はここで」
「ありがとうございました。あ、診察料です」
「はい、確かに受け取りました。おっと、これは少し多いですよ」
「いえっ、そんなことはないはずです。いつもこの料金ですよ？」
「いいえ、そんなことはありません」
医者は、出した料金の半分を秋彦の手に押し返した。そして、今度こそ行ってしまった。そう、この医者は秋彦たちが経済的に苦しいことを知っているのでわざと少ししかお金をとらないのだ。秋彦と清香は医者の後ろ姿に深々と頭を下げた。
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ぬっきー(プロフ) - 今後もよろしくお願いいたします！ (2017年5月6日 21時) (
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作者名：怜桜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kazu-kazu/
作成日時：2017年5月6日 19時
