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思わぬ災難 ページ19
入試まであと少しとなった。学校の授業はとっくに終わり、今は自宅学習日となっている。清彦も自分の部屋で最終確認をしていた。
「入るぞ〜」
障子を開けて入ってきたのは秋彦だった。
「あ、お父さん」
「調子はどうだい？」
「うん、まあまあかな」
「無理すんなよ。あ、温かいお茶でも持ってくるよ」
「ありがとう」
秋彦は、清彦の部屋を出ていろりに行き、お湯を沸かし始めた。茶葉を急須に入れて、その中にお湯を注ぎ込む。湯のみにできたお茶を入れ、お盆にのせて清彦の部屋へと向かった。
「清彦、入るよ」
声をかけてみたものの、返事がない。今までそんなことはなかった。いやな予感がした清彦は、戸惑うことなく乱暴に障子を開けた。
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ぬっきー(プロフ) - 今後もよろしくお願いいたします！ (2017年5月6日 21時) (
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作者名：怜桜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kazu-kazu/
作成日時：2017年5月6日 19時
