胸の深くに 慧悟side ページ8
探しまわること数十分。
踏切のところでAを見つけた。
アイツは線路のほうへ、ヨロヨロと歩いてて…。
慧「ったく!」
全力で走って、Aの腕をつかむ。
すると驚いた顔で振り向くA。
慧「何してんだよ…。」
自分の声が、おそろしく低くて
自分でも驚く。
貴「雪…降ってきたから。
触ってみたくなって。」
その言葉に顔を上げる。
そこには確かに
今年初めての雪が舞っていた。
貴「ねえ、慧悟。
ダメみたい…。
どう頑張っても、謙太郎でいっぱいなの。
すぐに思い出しちゃうの。
好きなの。ずっと、好きなの。
あの時、言えばよかった…。
言ってたら、謙太郎はアメリカで頑張ってて…。
私たちの未来が重なるのは、遠いかもしれないけど
謙太郎さえ、生きていてくれれば
未来なんて、まだ重ならなくてよかったの。」
そう言って、俺の肩に顔をうずめ泣き出す。
謙太郎よりも背が高い俺だと、肩というよりは腕にうずめているという方が正しいけれど…。
そっと、頭を撫でる。
なんて言葉をかけてやればいいかわからない。
謙太郎なら、こういう時どうしただろう。
なんだかんだ言って、
俺も謙太郎のことを忘れられない。
引きずっていた。
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玄ちゃん - 悲しくて涙が止まらずで大変でした！！他の小説の更新も頑張ってください！ (2017年1月14日 12時) (
レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
わかな(プロフ) - にっしーのワガママっていう曲は私が一番好きな曲なんです！歌詞がいろんなところに散らばっていてよかったです。感動したし泣きました、これからも頑張ってください♪ (2015年5月7日 13時) (レス) id: 114297f520 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - うるるさん» コメントありがとうございます。他の作品も読んでいただいてるなんて光栄です。感動していただけてほんとに嬉しいです。ありがとうございます、 (2014年10月17日 7時) (レス) id: 1890d4dde7 (このIDを非表示/違反報告)
うるる(プロフ) - 他の美勇人の作品を読ませていただいていて、この作品を見つけました。『わがまま』は私の好きな曲で、このお話を読んでいる泣いてました。すごく感動しました。ありがとうございます。 (2014年10月16日 21時) (レス) id: e8a668ae56 (このIDを非表示/違反報告)
愛衣(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます。頑張りたいと思います (2014年3月7日 1時) (レス) id: 1890d4dde7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃん | 作成日時：2013年12月14日 3時
