【天月】僕の声が届かなくてもpart.2

45話　わこつです。 ページ7

side.まふまふ

ま「ぁ、あー…あー!!……こんにちはまふまふです。まふまふです!!まふまふですっ!!!」

夕方になって、PCの準備をして生放送をする。
それだけのことなのに、何故か今でも緊張してしまう。
事前に書いたメモを見ながらだらだらと世間話をする。
音楽のこと、猫が可愛いこと、最近あまり病まないこと、電車に乗ったこと…色々話した。
そして、リスナーさんも増えてきたところで、本題。


ま「今日はね、歌ってみたを流そうと思うんですよ。これはニコニコにもつべにもうpしないから皆も無断でうpしないでね？じゃ、行くよ…？“ロメオ“!!」

リスナーは皆、吃驚している。
だって“ニコニコにあんじゃん”って皆思っているから。
ほら、コメントにも『upしてるよ…？』とか『ん、ん…？？？』なんて打ってる人がいるし。

でも、

違うんだなーこれが。

前奏と僕のパートが終わる。
間奏がほんの少し流れたあと、天月君のパートになる。


さて、皆はどんな反応をする…？

僕はヘッドフォンに手をかけたまま皆のコメントを待った。

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