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「あーーーー!やっと出たぁ!」
思わず息を飲んでケータイを耳から話す。寝かけていたシロもびっくりして起き上がる程の大声。そんな大声どこで発しても迷惑だろ。と思いながらもう一度ケータイを耳に当てた。
『もしもし、』
「ずっと電話してたんですよぉ?」
『ごめん、お風呂入ってた。』
何故君にそんな報告をしなくちゃいけないんだ?そう思いながら言葉を続ける。
『何かあった?』
「何かあった?じゃないんですよ!!Aちゃん、今日海姫の報告書提出する時に海姫の名前にしなかったじゃないですか!」
『………』
一瞬理解が出来なかった。まず今日は私が提出してないし。恵に頼んだからやるとしたら恵。
「Aちゃん海姫の話聞いてる?」
返事をしない私にイラついたのか少し声が低くなった。
『あぁ、ごめんごめん。私今日提出してないからさ。一瞬なんの事だろうと思って考えてた。』
「それは恵さんから聞きました。恵さんが提出したんですよね?」
じゃあどうして1回私のせいにしようとしたの??相変わらず性格悪いなぁ。
『そうだよ。』
「
……え?そんなことで今電話してきたの?恵の悪口言うため??それとも謎マウント取るため??どっちにしてもいらなすぎじゃない?
「Aちゃんが殆ど書いてるんだから名前はAちゃんで良いだろって!!酷くない?海姫はちゃんと書いててAちゃんはただの確認係なのにさ!」
『………』
「てか最近恵さん調子乗りすぎ。ちょーっと海姫が恵さんの事放ったらかしにして悟さんと喋ってたらコレだもん。やになっちゃう。棘くんもなんか最近冷たいし、皆海姫の事大好きだよねー♡」
こいつは、何を言ってるんだ?頭狂ってるな、と思いながら何も返さずにいると何を思ったのか悟の話になった。
「だいたいさー、どうしてAちゃんな訳?」
いきなり声が低くなった。
『……なにが?』
「惚けんなよ。なんでアンタみたいな女が悟さんと付き合って同棲までしてんの?どんだけ積んだらそうなんのよ笑あ、もしかして身体?相性良かったら良いように使われてんのか、なっとくぅ〜。」
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時