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『悟のは?』
五「みて、」
左手を差し出され、少しズレた指輪を直してやる。先程の女たちはずっと鳩が鳩鉄砲食らったみたいな顔してる。
『なんか、あの人たちが悟にどうして私と付き合ってるのか聞きたいらしいよ?』
五「あ、そうなの?それならそうと早く言ってくれれば良かったのに。僕てっきり、Aが囲まれてるからいじめられてるのかなと思って心配しちゃった。」
『ははは、』
五「そんな常識的な事知りたいの?じゃあ良く見ててね。」
そう女達に告げると私の腰に左手を回し、右手で顎を掬いあげてキスをした。
少しだけ口を付けてちゅ、っと音がして離れた。目に入った悟の顔があまりにも男らしくて思わず目を逸らしてしまった。
五「僕がAにベタ惚れな訳。だから邪魔しないで。」
そう女達に告げて、行こ?と言われた。
『それじゃあ、御機嫌よう?』
最後にまた左手で口許を隠してふふ、と笑ってから悟のエスコートでホテルを出た。
『ふぅ、つかれたぁ』
表にいたタクシーで悟の部屋まで帰ってきた。
五「A、」
ジャケットとベストを脱いだ悟に手を引かれてベッドへと雪崩込む。
五「今日、このまま抱かせて。」
私の上に跨ってサングラスを取り、ネクタイも片手でスルスルと取り去った。
『うん、そのつもり。』
第二ボタンまで開けた悟が薄く笑った。
五「Aってばずっと可愛くて色んな男に下心丸出しの目で見られてて面白くなかった。」
『そんなの悟もでしょ。』
五「じゃあお互い様か、」
そう呟く様に言い、いつもよりも乱暴なキスをする。バードキスもなく初めから舌を入れて絡ませて上顎や歯茎を舐められるキス。
『んっ…ふっ、』
五「っ、ん、」
だんだん、息の仕方が分からなくなって、トントンと胸を叩くと離れてくれた。
五「今日は優しくできる自信ない。」
『ん、いいよ。きて、』
と首に手を回すとこんどはさっきより少し優しいキスが降ってきた。
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華渚(プロフ) - あやさん» うわーーーーん!!いつかできることを願ってます!(泣) (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 占ツク内検索の検索設定、やっと見つけました! でも…コンテンツフィルダリングは「行わない」になっていました。最後の砦が…(号泣) 私だけ入れない帳が降りているとしか考えられません(ToT) 色々と可能性を考えて下さりありがとうございましたm(__)m (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» 作品を検索する時にワードを入れるところの下にあります! (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 「ページ/検索に表示」はONになっています。占ツク内検索の検索設定はどこにありますか? (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» ページ/検索に表示ってONになってますか?後は占ツク内検索の検索設定でコンテンツフィルダリング行わないにするくらいしか思いつかないです……。ごめんなさい(泣) (2021年7月23日 17時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年10月28日 21時