【呪術廻戦】五条先生の恋人は元パンピー2【五条悟】

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任務で遅くなるからとLINEが入った。私も帰るの遅くなるし大丈夫。と連絡したのがざっと2時間半前。ようやく東京駅に着いた。博多を出て約3時間後悟の家の最寄り駅に到着した。月曜日と言うこともあってか飲んでる人は少ない。あ、今日私も呑もうかな、と悟の家に近いコンビニに入ろうとした。


『今日制服じゃん。』


終わった。完全に呑む気分だったのに。悟の家に酒類のストックはない。かと言って着替えてまた家を出るのも億劫。


『はぁ〜〜、諦めよ。』


コンビニの前で盛大にため息を吐いてから悟の家に足を向けた。


合鍵を使ってエントランスを抜けてオートロック式の玄関を抜けて部屋に入る。勝手知ったるこの部屋。

玄関から入ってすぐ右の部屋。つまり浴室。乱雑に服を脱ぎ捨て洗濯機の中に突っ込む。湯船にお湯を張ることもせず熱めのシャワーを浴びた。シャンプーとトリートメントをしっかりして血の匂いを消すためにゴシゴシと身体を擦った。

身体についた水滴を拭き取る。そのタオルで髪の毛の水分も適当に拭いた。スキンケアもおざなりにして悟のダボダボロンTを着るため向かいの寝室に入る。

お目当てのロンTを着てベッドサイドチェストの引き出しの中の奥の方に仕舞ってある悟が偶に吸うタバコを手にベランダへ出た。

1本手に取って口に咥え火をつけた。


『……ふぅ、』


大学生になってから吸い始めたタバコも高専に入ってから断っていたので、凄い久しぶり。それに自分の吸ってた銘柄じゃないから変な感じ。


『…はぁ、』


ポンポン、と宙に灰を落とす。(絶対しちゃダメ。)

濡れた髪に煙たい匂い着いちゃうかなとか思ったけど乾かすのめんどくさいしもういいや。


『……はいざら、』


残りも少なくなってきてフィルター部分の処理に困って灰皿を探しに部屋に戻った。


『ない、』


なんでないの。あの人タバコどこに捨ててんの…？


『まぁ私のあるか、』


遠征用のカバンにずっと入ってたケータイ用の灰皿を出してそこに捨てた。
大学1回生の時に行った旅行以来ずっとそこに入れっぱなしにしてた。


『………わんちゃん、』


チューハイぐらいあるかもしれない。と思って冷蔵庫を覗いて見たけどやっぱり無かった。


『成人してんなら酒ぐらいストックしとけよぉ〜。』


こんの大人子供め。と悪態ついてベランダへ戻った。


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