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悟のケータイをBluetoothで車に繋げて最近お気に入りだというアーティストの曲をかける。
五「この曲さぁ、一時期めっちゃバズってたよねぇ。」
『YouTubeも再生回数凄かったよね。』
多分1億回とか行ってた気がする。もしかするともっとかも。
五「自分は彼女のこと好きなのに彼女は自分のこと好きじゃない。けど君が綺麗な事は確かだってさ。切ないね。」
『在り来りだと思うけど在り来りだからたくさんの人の心に刺さるんだろうね。』
私も結構この曲好きで聞いてたけど聞きすぎて飽きちゃったんだよなぁ。
『私このアーティストさ、2曲に分けてストーリー作ってるの好きなんだよね。』
五「え、そうなの?」
『うん。昔リリースした曲のエピソード0バージョンを最近出したりとか、1つの物語を男性目線と女性目線で歌ったりとか。』
五「へぇ〜。お洒落なことするんだね。」
『あと普通に歌詞の言い回しと韻でリズム刻んでくる感じが好き。』
五「意外と聴き込んでてびっくり笑」
赤信号に引っかかってゆっくり車を停車させた。
五「Aって意外と最近の音楽聴いてたりするよね。」
『まぁそりゃ、若者なので…?』
五「それって今僕のことおっさんって言った??」
『え、』
いきなり手を伸ばしてきて耳や頬を撫でだした。
『んっ、』
耳の縁をなぞるように指を沿わされてビクッと肩を揺らした。
五「ん〜?どーしたの?」
青信号になって前を向いて運転をし始めた。
『んっ、』
それでも片手でハンドルを握り、耳や首、頬を触る手は緩めてはくれない。
『ちゃんと、運転して、』
五「してるよ??」
今日ちゃんとサングラスじゃん。と言われる。確かにいつもの目隠しじゃなくてサングラスをしている。まぁ車運転する時にあの目隠しされてたら乗るわけないんだけどさ。いや、そういう事じゃなくて。
『んんっ、』
五「声出てるよ〜」
首の裏に指が触れてピクっと肩を揺らしてしまう。
『手、やだ、』
五「聞こえないなぁ〜」
赤信号にまた引っかかって車を停めた瞬間、首裏に回った手がぐいっと私を引き寄せた。
『んっ、』
ちゅ、ちゅ、と車内にBGMと一緒にリップ音が響く。
五「はは、顔トロトロ。」
何度かキスをしたら離れた悟が私の顔を見て言った。
五「もーすぐ着くからその顔仕舞って。僕以外の男にそんな顔見せたら許さないから。」
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華渚(プロフ) - i☆Risさん» いえいえ!こちらこそです!応援ありがとうございます! (2020年11月17日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 華渚さん» ありがとうございます☆彡 (2020年11月17日 4時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - i☆Risさん» 読んでくれてありがとうございます!3の最後の話に行き方書いてるので是非そちらを参考にしてみてください!知恵袋見ながら書いたので、私の説明で分かりにくかったらそちら参考にしてみてください! (2020年11月16日 17時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - はじめまして!!こちらの小説にはまって一気に読んでしまいました!五条先生大好きです(゜∇^d)!!質問何ですがどうしても裏のいきかたが分かりませんすみません教えて頂けますか?よろしくお願いいたします! (2020年11月16日 17時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - もも汰さん» コメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張ります!本当にありがとうございます!! (2020年11月16日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月3日 8時