好きでいてもいいですか？�� ページ26
涙はもちろん止まらない。
視界がぼやけているのは視力の問題ではなく涙が出ていたからなのかもしれないと思うほど。
石川くんは私の手を取ると
「俺はAちゃんのこと便利だとか、そういう気持ちでなんか見たことない。」
そう言った。
真っ直ぐ、ゆっくり、心に届くような言い方で言った。
「噂になるのも迷惑じゃない。心配したい。」
『っ、うそ』
「嘘じゃない。俺はAちゃんのことが気になるし、気づいたら見てた。だからあの日、眼鏡を外してる姿を見て新鮮だと思った。ずっとAちゃんを見てたから。」
「ねえ、Aちゃん、俺のこと好きなの？」
どさくさに紛れて告白をしていたことをこの時に気付かされた。
『いや、その、忘れて！忘れて、いいから』
「好きなの？俺のこと」
『・・・。』
「その無言はイエスと取っていいの？」
ここまで心臓がはりさけそうになることはこの先ないだろうというくらいドキドキを通り越した鼓動が鳴る。
「俺もAちゃんが気になる。Aちゃんをもっと知りたい。噂になってもいいって、どっかで思ってた。だけどあの時は、Aちゃんはそういう噂とか嫌いかなって思って、誤魔化した。それで傷つけてたなんて知らなかった。」
『え、石川く』
「亮って呼んでって、言ったのに」
『・・・亮、くん』
「うん。Aちゃん。」
『え・・・。えっと、』
「うん。」
声が、甘い。
頭が溶けそうになる。
石川くん、じゃなく亮くんがベッドに腰掛けて私を軽く抱きしめた。
『わ、私は好きでいてもいいの？』
「・・・当たり前でしょ、好きでいて。」
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オむライス(プロフ) - ずゅんさん» ありがとうございます。では堀くんが5歳年上で高校の野球部の練習を毎日見に来ている中高一貫校の中学生って言う設定で最終的には付き合うっていう内容でお願いします！ (2019年6月14日 6時) (
レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
ずゅん(プロフ) - オむライスさん» コメントありがとうございます！できる限りお答えしたいのですが、具体的な内容ってありますか？例えば年上年下とかリアル設定とか・・・もしございましたらお聞かせ下さい！ (2019年6月14日 1時) (レス) id: 40397177cf (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - すみません、リクエストって可能でしょうか…？もし可能であれば堀くんをお願いしたいです！ (2019年6月14日 1時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずゅん | 作成日時：2018年4月1日 5時
