ありきたりじゃない恋 (ページ47)

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47.通知ページ47

コンコン

「た、卓ちゃん？」
「A、」

ガチャ

ホテルに到着するなり、すぐにAの泊まる部屋へ。

扉を開けるとすぐに抱きついてきたA。

「久しぶり」
「た、たくちゃ、」
「どうした？何かあったん？」

心なしかガタガタ震えていたA。
落ち着かせるためにまずはベッドに座らせた。

どこかしら重たい空気を感じる中、ピコンピコンとずっと鳴ってるAの携帯。

「お前、なんか通知すごいことになってるけど。」

そう言った俺に、ロックを解除して「見ていいよ」と渡してきた。

そこには

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「◯月◯日、テーブルに向かって一生懸命なにかを書いてるAさん。髪の毛を耳にかける姿が素敵だった。」
「写真」
「◯月◯日、最近よく野球を観てる。誰かに影響されたのかな？真剣な表情のAさんも素敵だった。」
「写真」
「◯月◯日、仕事に行くAさんの靴が新しくなった。相変わらず綺麗な脚だ。いつか自分だけのものにしたい。」
「写真」
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「え・・・なに？これ」

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「◯月◯日、Aさんは知らない男とよく出かけるようになった。そしてその男の住む家に暮らすようになった。許せない。」
「◯月◯日、同じマンションに空室があった。これで毎朝Aに会える。」
「◯月◯日、Aさんが挨拶してくれた。」

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Aが俺ん家に住む前からの写真と、詳しい日付や行動がLINEで送られてきていた。

「A、これは」
「知らなかったの。こんなストーカーみたいなことされてるって。」

でも警察に行っても誰も信じてくれない、卓ちゃんどうしようって、震えながら泣いているのを見て、頭に血がのぼるのを抑えられなかった。