ありきたりじゃない恋 (ページ45)

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45.いつからページ45

卓ちゃんがいつ着くか分からなかったから、その日は空港の近くまで足を伸ばして、ビジネルホテルに一人で泊まった。

ここなら大丈夫。

そう思っていたけれど

ピコン

LINEの通知音が鳴り開くと

「カメラに気づいたんですか？」
「スーツケースもってどちらまで？」
「僕から逃げるんですか？」
「Aさん、好きです」
「僕から逃げないで、僕と向き合って」
「Aさんを僕だけのものにしたい」
「写真」
「写真」
「写真」
「写真」

いつから私の連絡先を知っていたのか、いつその写真を撮っていたのか、写真は前のアパートに住んでいたときのものもあった。

「ずっと好きでした」
「誰かのものになるなんて許さない」

次から次へと送られてくる文章に恐怖を抑えきれなかった。

一人でいるとグルグルと悪いこと考えてしまう。

どうして前のおうちから知ってるんだろうって。いつからなんだろうって。

～♪

卓ちゃんからの着信だった。

「あ、もしもし、A？今ちょうど飛行機ついたんやけど、どっか待ち合わせる？」

張り詰めていたものがプツンと弾ける音がした。

「卓ちゃん、た、助けてぇ～・・・」