ありきたりじゃない恋 (ページ4)

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4.見慣れない手紙はページ4

ある日、仕事から帰ると、ポストに見慣れない封筒があった。

不思議には思ったものの、他の支払い関連の封書と共に持って上がった。

着いてからはいつも、手紙類をダイニングに置いて、先に着替えを済ますが、今日はなぜかその手紙がどうしても気になり、ダイニングに腰を掛けて手紙を開いた。

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Aさんへ

ファンレターありがとうございます。
北海道日本ハムファイターズの中島卓也です。

なかなか打てずに悩んでいたとき
あなたの手紙を読んでとても勇気が沸きました。
本当にありがとうございます。

お礼として来月の試合のチケットを同封します。
予定が合いましたら是非来てください。

中島卓也

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「え？！！？？！」

驚きと共に椅子がガターンと音をたてて倒れた。

とはいえ、私は今、家に一人。

周りをとりあえずキョロキョロと見渡す。

・・・ドッキリ？

家の中には誰もいない。

動揺を隠しきれないまま、私は呆然と立ち尽くした。

中に入ってるチケットは来月の２週目の日曜。
席の番号を見てもどこなのか検討もつかない。

とりあえず貰ったものは行こう。

「・・・でもお礼されるようなこと私書いてない・・・」