22.寝起き ページ22
んん〜。
目を開けるとふかふかな布団だった。
そして卓がいた。
「・・・何見とる。」
うっすらと瞳を開けて目があった。
「ごめん、わたし車から寝ちゃってたんだね。」
「A重かった〜。」
「そうやって、人が気にしてること言わないでくださーい。」
ベッドの中でぐるっと方向転換をして卓に背中を向ける。
するとするすると手がお腹に回ってきて、ガッチリホールドされてしまった。
「全然気にならんって。むしろ痩せてる方やと思うけど。」
「どっちなのさ〜!もう〜!」
私のうなじに唇を寄せて話すから少しくすぐったくて、ドキッとした。
「A、飯作って。Aの飯食いたい。」
「え、いいけど、今日何時から?」
「ナイターやから昼にはもう出る。」
「そっか、わかったよ。」
卓のお家に泊まったのは片手で数えられるくらいだし、ご飯を作ったのも2回くらいしかないけど、食べたいと行ってくれるのが嬉しかった。
布団を出てビックリした。
「え・・・」
どうして気づいてなかったのか分からなかった。
「あー、昨日、襲おうと思ってやめたんだった。忘れてた。」
「ええええええええええ!!!!」
完全に下着にキャミソールだけでした。
卓の変態野郎め!!!
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作者名:ずゅん | 作成日時:2017年9月9日 0時