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3.あの手紙は ページ3
一人暮しをする札幌のマンションで、今日も野球を見る。
(あ、中島選手、出てる。)
今日も素敵だ。他の人と並んでいても、彼だけがキラキラと輝いて見える。
あの日送った手紙は今ごろどこにあるのだろうか。ゴミになっているか、燃やされているか、どちらかなのだろう。
・・・好きだな。
頭のなかで漠然とただそう思う。
母親には「結婚する人ってこの人だ!ってビビっと感じるもんよ。」って言われていたけど、私が彼に感じているのはそんな気持ちなのだと思う。
試合に勝ってチームメイトと喜んでる姿を見て、今日もお疲れさまでしたと呟いた。
今のわたしにはこれで十分なのだ。
ポカポカと暖かい気持ちと一緒に布団に入った。
試合のある日は自然とよく眠れるのだ。
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作者名:ずゅん | 作成日時:2017年9月9日 0時