大人の定義／ドンキホーテ・ロシナンテ(コラソン) ページ9
コラさんはとてもかわいい。
背が高くて少し顔が怖いけど、ドジっ子で優しくてふわふわしている。年上っぽくはないけど私の自慢の彼氏。
だけど1つ問題がある。
それは、優しすぎること。
優しすぎる故に強引なことを全くしない。私が年下ってこともあるんだろうけど恋人らしいことをしてくれないのだ。手を繋いだりハグしたりはするが、何というか、子ども扱いされているというか。
「コーラさんっ」
本を読むコラさんの背に抱きつく。
やっぱりこういうのって待つだけじゃだめだと思うんだよね！
コラさんは顔だけをこちらに向けると男らしい大きな手を私の頭に乗せた。今だ、と心で呟く。隙だらけのコラさんの頬へキスをしようとするとうまくかわされた。
そして、次の瞬間。気付けば包み込むかのように抱きしめられていた。煙草の香りが鼻腔をくすぐる。
「どうした？甘えたか？」
「コラさん」
「ん？」
「どいて」
があんと肩を落とすコラさんを押し退け部屋を出る。
こうなることはわかっていた。やはりコラさんは私をおこちゃまとしか思っていない。
押しても引いてもうまくかわされてしまう毎日に終わりを告げたい！
と、いうわけで用意したのがこちら。
ポケットから人差し指程度の大きさの瓶を取り出す。中にはピンク色の液体。そう、これはいわゆる「そーいう気分にさせる薬」だ。
もしコラさんが遠慮をしているのならそこから解放してあげたい。
私はキッチンに行きマグカップを取った。
ていうかこの薬ってどのくらい入れるやつなんだろう。コラさん能カ者だし身体はたぶん強いよね。全部入れちゃえ。
薬を注ぎ、コーヒーを淹れスプーンでかきまぜれば準備完了。
マグカップを丸いおぼんに乗せ再びコラさんの部屋へ向かった。
「コーヒー淹れたよ」
「お、ありがとな」
本から顔を上げ、にこりと笑ったコラさんはマグカップを受け取り何の疑いもなくコーヒーをすすった。
「うん、おいしい」
些細な気遣いも忘れない。
まるでコラさんを騙しているようで心が痛む。でも！私にだってやらなければいけないときがあるんだ。
私は腰を下ろし三角座りでコラさんの大きな背に寄りかかった。
コラさんは「お」と小さく反応したけれど何か言うわけでもなく本を読みだした。途中でコーヒーを飲みながら。
そうして10分が経ち、うとうとし始めたときだった。
「……コラさん？」
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湊叶(プロフ) - 初めまして！とても素敵です！！特にドフラミンゴのラップが面白すぎて、なかなか先に進めませんでしたwラップ言わせておきながら辛辣な反応、最高です！www (9月29日 11時) (
レス) @page5 id: c4b042ee06 (このIDを非表示/違反報告)
ずーよ(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、NARUTO、最遊記などいろいろ好きです！それから、合作のお誘いありがとうございます。とても嬉しいのですがお断りさせていただきます……すみません。 (2021年10月14日 17時) (レス) id: 5462d1d25a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ずーよさん» 知ってるアニメは何ですか？後、一緒に合作しませんか？ (2021年10月14日 17時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
ずーよ(プロフ) - 星猫さん» 高評価にコメントまで……！ありがとうございます！！ (2021年10月14日 16時) (レス) id: 5462d1d25a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page7 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずーよ | 作成日時：2021年10月9日 16時
