17【返して下さい】 ページ20
院長side
Aが、私の前に立つと敦はガクンと倒れた。
「フッ」
A「あ、あの!」
「何だい?」
A「その指、返して下さい」
と、敦とは違う怯えた目ではなく、私をしっかりと見た鋭い眼差しで見ていた。
「何故?」
面白かったので少し理由を聞いて見た。
A「え?え〜、えーとうーん、」
A「あ!((ピコーン!」
何か、理由が見つかったらしいね、
A「その指が、私に必要なモノだからです。」
「?、君に必要?どう云うことだい?」
A「((ギクッ」
何か可笑しなことに、触れてしまったかな?
A「私のモノなので、、、」
「?君の指?君には、指があるだろう?そして、こんなに腐ったような色では無い」
A「院長先生、、私の中にいるモノについて知っているんですか？」
と、蛇が笑ったような目をして、聞いてきた、
「((ピク」
「いいや、知らないなぁ、」
A「本当に、知らないんですか？((圧」
「あ、鳴呼」
と、Aに圧をかけられ、戸惑いながら応える
A「そうですか」
A「じゃあ、"両面宿儺"と云うモノを知っていますか?」
両面宿儺?何で、コイツが知っているんだ?
「そ、れは役1000年前の、"二つの胴体に顔があり、それぞれ反対側を向いていた。
頭頂は合してうなじがなく、胴体の二つに手足があり、膝はあるがひかがみと踵が
なかった。力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢用いた。
そこで皇命に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣の
祖、難波根子武振熊を遣わしていた"と云う日本書紀に書かれた伝説の!」
A「なぁーんだ知ってるんじゃない!」
「!?」
私は、両面宿儺ことは全て頭に入っているので、すぐペラペラと喋ってしまった。
A「ちょっと、早口すぎて、聞こえなかったんだけど、、、。」
A「(てゆうか、めっちゃ宿儺のオタクじゃんw)」
A「良かったね、宿儺((コソッ」
宿儺「よく無い気持ち悪くて、反吐が出る。((コソッ」
A「wwwww」
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めっちゃ本当にオタクじゃんw院長先生wすごいですねぇwww
あ、それに、681hit有難う御座います!!びっくりですよ!
これからも、『私の中の呪い』を宜しくお願いします!!
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作者名：林檎 | 作成日時：2021年7月27日 10時
