太陽と月

約束… ページ9

Aside

試合はホークスが勝ち、
何とかソフトドリンクも売れた。
名札を見たお客さんから
千賀と同じ苗字なんて羨ましいね！
なんて言われて…笑

何よりも柊太さんが勝ち投手でヒーインだよ!?
お兄ちゃんちゃんとサインもらってくれるよね…

なんて思っていたらLINEが来た。
41 柊太と話したって言う自販機の前に来て。


ちょっとここから遠いんだよな…とか思いながら
自販機の方へ向かう。



そしたらお兄じゃなくて、、
今日は会えないって思っていた人がいて。


A「柊太さん…？」


29「あ！Aちゃんお疲れ様。これ！」

渡してくれたのはサインボール。

A「ごめんなさい、私がお兄に無理を言って…嬉しいです！」


29「んーん。Aちゃんが応援してくれてるって知って嬉しかった。それ今日のウイニングボール。Aちゃんに。」


そんな大事なボール私が受け取っていいの？


A「折角のウイニングボール…私が受け取ってもいいんですか？」

29「もちろん。Aちゃんじゃないと嫌だ…。」


柊太さん…私そんなこと言われたら
勘違いしちゃうよ…？
単純だから…


A「柊太さん…わたし勘違いしちゃいます…」


29「？」


A「……柊太さんの1番のファンで居てもいいですか？」


29「Aちゃん、それどういう…」


一気に恥ずかしさが込み上げてくる。
顔が熱い。。


A「ごめんない。わ、忘れてください…！！！」


必死にその場を逃げるように離れることしか出来なかった。


恥ずかしい。私あんなこと言っちゃうなんて！！
絶対変な人って思われた…どうしよう。嫌われちゃう。いや、既にドン引きされたよね…


完全にやってしまったと後悔していると。


9「あれー！Aちゃん！」


A「柳田さん…！と…東浜さん？」


16「あ、俺のこと知ってくれてたんだ！」


A「はじめまして。千賀の妹です。友達が東浜選手のファンで…。存じております！」

9「こんなとこで何やっとんの？柊太と2人で会ってたんやろ？千賀に聞いたけど」

16「柊太と2人?」


もう！お兄ちゃん本当に余計なことを！


A「はい、さっき柊太さんには会いました…」

色々思い出して顔が赤くなる。


16「柊太となんかあったの？」


A「…っ！なんにも…ないです…。」


16「…」


A「お兄ちゃんどこかかわかります？」


9「サロンにおったよー」

A「ありがとうございます！行きますね」

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