壊しに ページ17
16 side
何となく最近健太の牽制が強くなったと思う。
完全にAちゃん原因だろうけど。
柊太も千賀も健太も遠征でいないのは好都合。
グッズ担当組が今日新商品の陳列やらで慌ただしいという情報は把握済み。
Aちゃんがその中にいるというのも聞いた。
ここら辺通るだろうと思うところで待ち伏せしてみる。
するとスタッフさんと一緒に歩いてくるAちゃんを見つけた。
一瞬俺を無視して通り過ぎようとしたけれど、
Aちゃんと一緒にいたスタッフさんが
俺を呼び止めた。ラッキー。
「東浜選手！どうしたんですかこんな所で？」
16「千賀さんに用があって…。」
「千賀ってAのこと？あんた達どんな関係なの？」
A「なんでもない…。」
16「俺の大事な人ですよ。ほらAいくよ」
「嘘でしょ！？Aやるじゃん！！行ってきな」
友達がAの背中を押す。あざす。
A「違う！！断じて違う！私なんでもない！」
16「来なかったら柊太に今すぐ言うけど。この前のこと」
そっとAちゃんに話しかけると明らかにビクッとして涙目で見てきた。それ、その顔最高。
16「じゃ、Aちゃん借ります！」
といって連れ出してきた。
A「なんなんですか？なんか恨みでも？」
16「Aちゃんより柊太の方かな。」
A「わたしの柊太さんに何するんですか？」
今なんて言った？私の柊太さん？
16「わたしの？」
A「！…なんでもないです…。」
16「へぇ、柊太と付き合ったんだ。」
A「…」
16「何も言えないということは図星？俺とキスしたくせによく付き合えるね。」
A「あれは私の意思じゃないから。無理やりでしょ？」
16「でも抵抗してこなかったじゃん。」
A「出来なかっただけです…。」
16「今日の17:00に⚫番ドアに集合。いい？来なかった瞬間に柊太にこれ送るから。」
Aちゃんは俺のスマホに収められている写真を見て明らかに動揺して
A「ほんと最低」
とだけ残して立ち去って言った。
こないだ車の中で撮っておいてよかった。
絶対に柊太から奪ってみせる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗也(プロフ) - 柊太さんと主人公ちゃんがもう一度結ばれてほしいです！ (2022年11月13日 2時) (
レス) id: f809ce12bb (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - みくさん» みくさん コメント有難うございます｡そう言っていただけて嬉しいです!駄作にならないように頑張ります (2022年11月8日 21時) (レス) id: 83ca1afeda (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！すさんが書かれる巨さんがとてつもなく、私のツボをついてきて、読みながらゾクゾクしてしまいました！主人公ちゃんには幸せになってほしいですが、巨さんも幸せになってほしいと勝手ながら巨さんファンの私は感じております☆ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 2fc4365054 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ - すごくいい感じです！もっと完結まで楽しみになりました！ (2022年11月4日 2時) (レス) id: c024608e41 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - ココナッツさん» ありがとうございます。駄作にならないように頑張ります！ (2022年11月1日 18時) (レス) id: 83ca1afeda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：す、 | 作成日時：2022年10月6日 20時
