J事務所の女の子です2 (ページ11)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:10,561 hit

理解者ページ11

モヤモヤしたまま歩く帰り道。

今日はお兄ちゃんの家に泊まるつもり。

『……ただいまー』
光「おかえり。お疲れ様」
『めっちゃお疲れ様』
光「10歳位老けた？」

いつもならしばくぞこら並みの勢いで返すんだけど、今日はその気力もない。

光「元気ないじゃん」
『……デビューって大変だね』
光「どうした急に(笑)」

『華やかなだけかと思ってたけど、そんなことなかった。色々苦労してこそのグループだと思う。今は壁にぶつかってる真っ只中って感じ』
光「確かに、Aも俺もデビューした時学生だもんなぁ。未熟な所は沢山あるよ」
『お兄ちゃんはメンバーとぶつかった時どうしてる？』
光「ぶつかった事はキリがないくらいあるけど、まずは自分の考えを冷静に整理するようにしてる。そう考えると、相手の方が筋が通ってる時もあるからね」

私が今回怒ったのは、真剣にアイデアを出して欲しかったから。
でも、私個人の焦りもあった。

光「Aが悩むのも無理ないと思う。こんな俺でも悩む時めっちゃあるしね」
『お兄ちゃんでも悩むんだね』
光「悩むわ！(笑)。しょっちゅう山田には嫉妬するしね」

するんかい。

光「でも、個人の問題なら個人で解決するしかない。それは他の誰にも解決出来ないこと」

私の問題は私で解決するしかないんだ。

光「その為の努力は惜しまない。それが俺の考え」
『……そっか。ありがとう』

光「あ、そうだ。有岡がロケでお土産くれたよ」
『え、有岡君神！！』
光「今度言ってあげて。喜ぶから(笑)」
『まじ大好きって言っとく』
光「いやそれは俺と小瀧君だけ！」

望君は良いんだね(笑)