J事務所の女の子です2 (ページ24)

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パニックページ24

あれからというもの、永瀬様は路線変更されたらしい。

私を見ては「かわいい」だの「好きやで」だの耳元で囁いてくる。

……慣れない！！何回聞いても慣れない！！無理！！！！

何となく良く分からない関係のまま過ぎ、今日は帝劇の間の束の間のオフ。

海人がどうしても行きたいっていってた古着屋さんに来ている。

『これ似合いそう』
海「え待ってめっちゃすきこういうの。こういうのめっちゃ好き」
『うんなんで2回言った？』

私も海人も服が好きだから何時間でも見ていられる。

海「最近あんま遊べてなかったよね」
『ねー。前はすごい遊んでたのに』
海「それだけ俺らが有名になったってことだなっ！へっ！」
『調子乗んなよ？絶対』

海「そーいえばさ、最近廉となんかあった？」

？！？！？！？！？！？！？！？！

『え？！何で？！何もないけど？！何故そう思ったの？！？！』
海「いやもうそれなんかあった反応じゃねぇかよ(笑)」
『ななな何を根拠に？！？！』

ヤバイヤバイどうしようこの人変なところで感鋭いんだよな。

海「いやなんか…「え？！きゃー！海人君とAちゃん？！」

海「え？」『あ。』

前方に私達の事をしっかりと見据えて声を震わせている女子2人組が。

と思ったらどんどんどんどん中高生が集まってきた。

海「これはぁー……ね？」
『ヤバいやつだね』

次から次へと握手して下さいと迫ってくる。

海「よし。行くぞ」

海人が私の手を取って出口にダッシュ。

絶対ダッシュしない方がいいと思うんだけどね？！？！

『海人の声がでかかったんだよ』
海「いや絶対Aだから！！」
『海人のオーラが出すぎてるんだよ』
海「いや絶対Aだから」