J事務所の女の子です (ページ37)

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2日目～神宮寺勇太～ページ37

2日目の相手は勇太。

たまたま2人のオフが重なって、ソファの上でダラダラしてる。

『そーいえば、どうだった？映画』
勇「廉がいたから、心強かったよ。めちゃめちゃ楽しかった」
『早く見たいなぁーー』
勇「Aこそどうだったの？花晴れ」
『んー。紫耀が主演で、共演するって考えても無かったから、違和感しかなかったね(笑)』

最初はちょっと、いや、大分心配したけど。

何だかんだ主演らしく振舞ってて、ちょっと尊敬した。

やっぱり彼は、普通の人とは違う何を持ち合わせてるんだなって。

『更に負けたくないって思ったよね』
勇「お？？良いじゃん。俺、Aのそういう負けず嫌いなとこめっちゃ好きだよ」
『あー！！ちょっと点数稼ごうとしてるでしょ』
勇「(笑)。でも、ちょっと嫉妬したよ？」

………へ？？？？

嫉妬？？？？？

『……え？何で何で？？』
勇「そりゃーまあね、演技でもハグとかあったし」
『いや、台本に書いてあるから！！』
勇「……でもちょっと嫉妬したのー」

そんな事言ったら。

『そのノリでいったら、私いつも嫉妬してるから』
勇「……誰に？？」
『それは言わない。絶対馬鹿にする』
勇「え？！？！誰だし！！」
『勇太の身近な人だよ』
勇「多分違うと思うけど…もしかして、玄樹？」
『………………』
勇「えぇぇぇ！！マジで？！？！」
『何よ！駄目なの？！』
勇「や、何か、めっちゃかわいいんだけど」

この余裕ある感じムカつく！！！

勇「じゃあ、今日は玄樹いないからAの好きなようにしていいよ」
『好きな事って………別にないから！！』
勇「じゃあ、俺のしたい事で良い？？」
『……内容による』
勇「ハグ！！！！」

そんな目輝かせる？！？！

『何でよ』
勇「だって紫耀がしてたから、上書き的な？」
『………分かったよ』

向かい合って、ゆっくり背中に手を回す。

メンバーとハグは雑誌の撮影とかであるけど…。

改めてやるとドキドキ感が凄い。

『……って、長くない？？』
勇「そう？？こんなもんっしょ。俺このまま寝れるわぁー」
『いや寝ないで？！』
勇「でも分かるっしょ？俺割と今ドキドキしてんの(笑)」

本当だ。

勇太めっちゃ心臓の音ヤバい。

『…でも、何かホッとするね』
勇「だね」

きっと明日には、玄樹に取られちゃうんだろうな。