J事務所の女の子です

優しさ ページ27

○ステの収録も終わり、
数日続いた泊りがけのレッスンも今日が最後。









最後だからか、振り付け師さんの気合が半端なく…









部活の合宿かよ？！？！









いつもは明るいジェシー君や宮近海斗くんも口数が少ない。









廉「A平気なん？？」
『…へ？？』
廉「喘息！！いつもヤバいやん」









そう。
小さい頃から喘息が酷くて、いつも廉がこうやって心配してくれる(笑)。









『あぁ！！大丈夫よー！！』
廉「………顔が大丈夫やないねんなぁ」









こんな時だけ勘が妙に鋭いとか。




だからモテんだな、こいつ←









廉「って、紫耀が気付いてん」
『うん。だろうな』









やっぱおかしいと思った！！！









でも、周りを見渡してみると皆心配そうにこっちを見ている。









((イケメンに見つめられてるー♡♡









『やっぱ心配掛けちゃったかー』
廉「そりゃ心配やろ！！舞台でも倒れた事あんねんから」
海「大丈夫ーーー？？？」
『ぜーんぜん平気！！そんなしんどくないし！』
勇「嘘付け」
『何で皆そんなシリアスなのよぉ！！(笑)』
廉「俺らは、Aに辛い思いさせたくないねん」
紫「無理して欲しくないから」
玄「Aは女の子なんだから」









そんな事。

いつも痛い程伝わってる。








皆の気持ちは本当に分かるの。









感謝してるんだよ、ちゃんと。




ありがとう、しか出てこない。




ううん、ありがとうじゃ表せない位。









でもね、その思いが、痛い時もあるの。









やっぱり私は皆と違うんだって。

男の子と女の子って違うんだって。

私は喘息もあるし、ね。








しょうがないって割り切ってた。




でも、たまにこうなるんだよ。









胸の奥が、ギュッて痛くなるの。

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