【スーパー戦隊×スーパー戦隊】敵の怨念とヒーローの心

からかい ページ7

ダイゴ「あー、悪い。」


すぐに離した。


忘れていただけらしい。


ラプター(なんか凄いですね、この人…。)


ヒロム「そんな事言って、あてはあるのか？」


丈瑠「………。」


ラッキー「………。」


(……ねぇな…。)


ダイゴ「ない！」


ヒロム「やっぱり…。」


ダイゴ「でも、いい方に考えたほうがいいだろ？」


リュウジ「なんか同じレッドでもタイプは違うんだね。」


ヨーコ「リュウさん、私…」


いきなりヨーコが倒れた。


ヒロム「おっと……。」


とっさにヒロムはヨーコの身体をささえた。


ヨーコ「やばい。限界…」


ヨーコはゆっくりとアラタの方を見た。


リュウジ「アラタくん…だよね？そのチョコレートをヨーコにゆずってくれないか。」


アラタ「うっ…うん…」



意味も分からないままチョコレートを渡した。



ヒロム「ほら、大丈夫か？」


ヨーコの口の中にチョコレートをほおりこんだ後ヒロムはささえるのをやめ、かわりに手をさしのべた。


ヨーコ「うん。」


そっとヒロムの手を握って立ち上がった。


ハイド「状況がつかめないんだが…」


みんな戸惑っている。


リュウジ「詳しくは教えられないんだけど、ヨーコはこまめにお菓子を食べないと動けなくなるんだ。」


千明「なんだよ、それ(笑)」


ヨーコ「何よ。」


ヨーコは千明をにらんだ。


リュウジ「ヨーコちゃん。」


ゆっくりと首を横にふった。


ヨーコ「だってこいつが…」


ヒロム「おとなしくしてろ。な？」


ヨーコの顔をのぞきこんだ。


リュウジ「失礼しました。」


苦笑いを浮かべるリュウジ。


まこ「いいえ。千明いいかげんにしなさい。」


千明「ちっ…。」


舌打ちをした。


ヨーコ「リュウさん！やっぱこいつきにくわない！」


今にも殴りかかっていきそうな勢いだ。


リュウジ「落ち着いて、ね？」


ヒロム「ヨーコをこれ以上傷つけないでもらえますか。」


睨みながら千明に向かっていく。


千明「なっ…なんだよ…。」


後ずさりをした。


ヨーコ「ヒロム……。」


リュウジ「やめるんだヒロム。何する気？」


強くヒロムの腕を掴んだ。


ヒロム「別に何も？こいつに忠告しておこうと思っただけです。」


ことは「ヒロムさんはヨーコちゃんのこととっても好きなやんやなー。」


嬉しそう。


ヒロム「え？」


ヨーコ「は？」


２人は、顔を見合わせた。

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