【仮面ライダーエグゼイド】花家大我の物語

もしも花屋大我に彼女ができたら23 ページ39

コウ「そいつ、人間に見えるだろ？」

永夢「はい。」

レイ「やはりうまく蘇らせることが出来たようですね。」

ラク「よかったね、梨奈ちゃん♪」

梨奈「わっ…私は…」

コウ「俺達は人間じゃない。永遠の命を持つ存在、EVERだ。」

大我「なんだと？」

永夢「永遠の…命？」

飛彩「そんなもの、ありえない！」

明日那「飛彩…」

コウ「ありえるんだよなー、これが。」

ラク「永遠の命なんて…楽しいと思わない？」

ニコ「なにソレ。どーゆー事？」

コウはニヤニヤ笑っているし、ラクは頼りに
ならない。仕方なく、レイの方を見る。

レイ「そのままの意味ですよ。わたくしたちはEVER。永遠の命を持つ。もとは人間の…怪人です。」

さらりと言っているが、最後の方に少し悲しそうな顔をしていた。

梨奈「そんな…じゃあ、私は…そのEVERってやつだってこと？」

肩が震えている。

明らかに様子がおかしい。

レイ「そうですよ。」

優しい目で残酷なことを言う。

梨奈「いっ…いやあぁぁぁぁぁ！！」

レイ「うるさい。」

威圧感のある声に、誰もがたじろいでしまう。

レイ「今から教えて差し上げますから。」

笑顔が怖い。

コウ「おいレイ、やりすぎんなよ。」

ラク「あーあ、レイの悪いクセが始まった〜」

永夢「梨奈さん、落ち着いてください。」

優しく言う永夢。

梨奈「…何が落ち着いてください、よ？！」

永夢「え？」

梨奈「あなたに私の苦しみが分かるの？！自分が人間じゃないと知った…私の苦しみが！」

永夢「梨奈さん…」

飛彩「…貴様！」

永夢「…飛彩さん！」

飛彩「研修医…？」

永夢「……。」

黙って横に首をふった。

梨奈「分からないわよね？！人間である、あなたには！」

永夢「……っ。」

永夢は、つらくなった。

なぜなら、自分も普通の人とは違うことを、薄々気づいていたからだ。

飛彩「おま…」

大我「梨奈！」

梨奈「…？！なっ…何よ…」

ゆっくりと梨奈に近寄っていく大我。

やっと目の前についたかと思ったら、突然手を振り上げた。

梨奈「…痛っ？！」

勢いよく、梨奈の頬を叩いたのだ。

ニコ「大我…」

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