【仮面ライダーエグゼイド】花家大我の物語

もしも花家大我に彼女ができたら10 ページ26

ニコ「ちょっ、おいてかないでよー」

永夢「結局ついて行くんですね…」

ポッピー「ニコちゃん、好きだってストレートに伝えればいいのに〜。」

飛彩「………。」

無言で立ち去る飛彩。

大我といい、飛彩といい、変わった人ばっかりだ…と思った。

ニコ「大我、あいつとデートなんか…いかないよね？」

大我「行かねーよ。」

ニコ「私とは？」

大我「…行かねーよ。」

ニコ「あいつのLINE消してよ。」

大我「は？」

ニコ「嫌なんでしょ？なら、消したっていいじゃない。」

大我「それは…」

ニコ「とにかく、消さないとスマホ返さないから。」

大我「……迷っている。」

ニコ「それとも、あいつの事好きなわけ？」

大我「…………。」

うつむいて頬を赤くする大我。

ニコ「え、マジで？」

大我「いや…あんなに好かれたの…初めてだったから…。」

ニコ(えっ、なに？)

ニコは、不覚にも、かわいいと思ってしまった。

ニコ「あー、もう！」

ニコ(そーゆー不器用っぽいところが女を引き寄せてるんでしょーが！！)

大我「本当にあいつはただの知り合いだから…スマホ返してくれないか？」

ニコ「いいよ…はい。」

ニコ(少しかわいそうなことしちゃったかもな。そもそも私と大我は付き合ってさえいないわけだし。)

大我「ありが…ふっ、バーカ！」

ニコ(なっ…何？！)

大我「ありがとよ。」

足早去ろうとする大我。

もちろんニコはついていった。

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