33 ページ34
紫side
わかってた。今更遅いって。
でも、Aちゃんの口から彼氏くんの名前が出る度に、
嫉妬でおかしくなりそうだった。
困らせるのなんてわかってたけど、
俺は気持ちを抑えられずにAちゃんに告白した。
答えはもちろんノー。
それでも俺が傷つかないように考えて返事くれて、
そういうところも好きだなーって。
こんな時でもそう思わせる君は本当に罪深い。
そんな優しさにつけ込むかのように
俺はこんなお願いをする。
紫(ギューってさせて)
A(えっ?)
紫(ダメ?)
A(......、海人いるしそういうことは…)
紫(これでAちゃんのこと諦めるから…)
Aちゃんが断れないってわかってて
こんなお願いをする俺はズルい
ぎゅっ(っ*´꒳`)っ
............。
A(私、紫耀くんからギューってしてもらうの
大好きだったよ)
Aちゃんがそんなこと思ってたなんて知らなかった。
紫(俺はAちゃんのことが大好きだった)
A(うん。でもごめんね、)
紫(わかってる。)
紫(廉と彼氏くん来たらまずいしそろそろ離れるね笑)
これ以上このままでいたら
俺もおかしくなっちゃうそうだし、
何より廉と彼氏くんが来たら大変だから。
名残惜しくもAちゃんから離れる。
紫(ありがとう)
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しずく | 作成日時:2019年7月15日 22時