軽率に松村の妹ってバレた (ページ15)

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Aside

『あのね、北斗』

北「ん？」

『あたしの車に北斗が乗るのは分かるよ？
帰る場所が一生だもんね？』

北「おー」

『バックミラーから見える2人は何？』

北「樹と慎太郎」

はぁ〜っと大きくため息をついた

あたしと北斗の会話は無視して後ろでキャッキャしてるし
北斗はスマホいじり出して会話殆ど頭に入らなくなるだろうし
無法地帯じゃないか…

樹「よ〜し！これから買い出しして北斗の家でゲームしようぜ！」

慎「樹ナイス！そーしよ！」

北「しねぇよ。てかお前ら昨日も泊まったじゃん帰れよ」

樹「だってそんときAちゃんいなかったじゃん！明日俺らも休みだしちょうど良くね？せっかくだし親睦でも深めよーぜ！」

『帰りますよ。早く家教えてください』

後ろ2人はブーブー言っているけど
北斗に現在地から近い方の家を教えてもらい運転してると
さっきから着いてくる車に気付いた

また、週刊誌かな

北斗の道案内を無視して
ようもないところで曲がってみても
その車はまだ着いてきた

北「どうしたの」

『いや、さっきから後ろの車ついてくるんだよね。多分週刊誌の記者じゃない？』

慎「えー？兄弟って分かったのにまだ着いてくんの？」

『多分メンバーの誰かとの色恋沙汰でもネタにしようとしてるんじゃないですかね〜』

ここまでしつこいなんて暇なのか

『後ろのお二人さん。シートベルトしてます？』

樹「お〜してるよ〜」

『かるーくドライブでもしますかね』