変な男に好かれた【半間修二】

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昨日は出勤で疲れたけど
そんな事も言ってられず、今日も今日とて学校
前までは苦でもなかったけど、今となっては…



｢ねぇ聞いた？成瀬さんって実はヤンキーらしいよ｣



いや、こちとら一般人だよ



｢だから半間君となんか付き合いあったんだ！｣



知り合ったの最近ね？
あいつが同じ学校なんて知らなかったんだけど



｢私この間半間くんが成瀬さんと一緒にスーパーにいるの見たよ！｣



食材の買い出しに付き合ってもらっただけね



｢え！だってあの二人同棲してんでしょ？｣



あ〜〜！もう！！！



机から立ち上がるとそれだけでも
ビクッと反応するクラスメイトには腹が立つ
落ち着いてお昼ご飯も食べれやしない


買ったパンを持ち教室を出て屋上へ向かった


うちの高校の屋上は基本的鍵が閉まってて
出ることが出来ないけど元々ドアノブが壊れているから少し上手く捻ると扉を開けることが出来る


『はぁ〜疲れた…』


朝から半間は学校行くなとか駄々こねるし
学校に来たら来たでクラスメイトには要らん話を
されているし私の平穏な高校生活どこいった


パンを食べながらいつも通り携帯をいじっていると
半間から｢今日からしばらく帰らない｣と
連絡が来ていた



よっしゃ！ご飯も作らなくていいし
広いベットで一人で寝れるし最高じゃん



その連絡に対し｢そのまま一生帰ってくんな｣と
返信をしてアプリを閉じ次の授業もあるため
教室に戻った



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その連絡から半間は1週間以上
連絡も家にも来なくなった

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