タバコ屋の女 (ページ21)

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そう言った瞬間何故かマイキーは
吹っ切れたような感じがした

マ｢そうだったな。よろしく頼む。｣

そしてマイキーはこれから仕事があるのだろうか
アジトから去っていった。

『だぁ〜！怖かった！』

気を張ってたせいか足の力も抜け
その場に倒れ込みそうになった所を
蘭が支えてくれた

蘭｢お疲れ様だな｣

『いや本当にもうあんなのは懲り懲りね』

支えてる状態から蘭が横抱きをして
ソファに座らせてくれた

春｢おい、俺の銃返せよ｣

『あ、ごめん。それと怪我してない？』

春｢ねぇよ。てかお前どこであんな技覚えた｣

『体の仕組みさえ知ってればどうすれば力が抜けるとか転ぶとか分かるもんよ。』

カバンからまだ空いてない新箱を取り出し
火をつけて煙を吐く

蘭｢あれ〜？俺没収してなかったっけ〜？｣

『カバンに入れてた予備よ。お願いだから今は吸わせて』

鶴｢面倒なことになって済まなかったな。｣

『いや、あんた達と関わってる時点である程度の事は予想出来てたからいいよ。んで？今日の成果でも報告すればいい？』

鶴｢頼む｣

『鶴蝶が調べた通り本番をやらせてる嬢は何人かいる。私が相手した客２,３人位が｢他のキャストの子はやらせてくれた｣って言ったから確実ね。あと店長は売り上げを経費だっていってスってるわね。』

竜｢経費だってスってるのが分かってるなら証拠は取れねぇのか｣

『もう少し時間を頂戴。あの人は勘が鋭いから焦ったら逃げられるわ。経費って言ってるなら明細書を残してるはず。そういう類の物はあの人がいっつも持ってるカバンに入ってる。』

灰が無くなりそうになったよタバコを
灰皿に擦り付けそそくさと帰る準備をする

春｢お前何帰る準備してんだ？｣

『明日もタバコ屋営業するから帰るわよ』

蘭｢風俗にいる間はタバコ屋は休業〜お前はアジト住み♡｣

この数日間で色々ありすぎて
流石に頭が追いつけないんだが…？