タバコ屋の女 (ページ19)

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あれから蘭にス〇バに寄ってもらって
アジトへ車を走らせていた

『アジトに帰ったら何聞かれるんだろ』

自分の事を早々語ることがない私にとっては
何かを聞かれることはとても苦手な事だった

蘭｢そんな気張ることもねーよ。ただ仕事に影響ないかだろ〜？｣

『だといいけど』

蘭に買って貰ったドリンクを飲みながら
携帯を見ると仕事してた時間であろうにも関わらず
駄犬(春千夜)から大量の連絡が来ていた

『うわぁ…』

蘭｢どうした？｣

運転している蘭にも見えるように
通知を見せると蘭も引いているようだった

蘭｢あいつなんだかんだ言ってお前に懐いてるからなぁ…｣

『あんな駄犬に懐かれた覚えないんだけどなぁ』

蘭｢ノアが飼うってなったら駄犬ってより忠実な犬になりそうだな｣

『当たり前じゃん』

ドリンクを飲み終わりいつものように
タバコを吸おうとするとさっきスタバに行った時に
箱ごと蘭に没収されたことを思い出した

『蘭〜』

蘭｢ん〜？｣

『タバコ吸いたいなぁ♡』

蘭｢そんな猫なで声でオネダリしてもだ〜め♡｣

『クソ、ブラコン、女たらし、将来ハゲてしまえ』

蘭｢ここで降ろされてぇの？｣

『ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽ』