▼一幕 ページ5
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昨夜､フレミネはパイプ内へと出立した｡
きっと彼はリオセスリから呼ばれたクロリンデに助けられた事だろう｡
看病したシグウィンによると､ほぼ確実に原始胎海の水は漏れ出ているそうだ｡
私も以前の外交時に教えてもらった､『栓』が限界を迎えるらしい｡
｢今夜はウチのもとにリネットちゃんが来たわ｡勝手に捜索されると困るから､麻酔銃を撃っておいたけど､よかった？｣
そうシグウィンが発言した時､Aは緊張で胸がいっぱいになった｡
私は今から仲間を半ば公に裏切るのだ､と｡
｢管理室へ運ばないといけないな｡だがレディだ､俺は遠慮しておく｡Aちゃん頼まれてくれるか｣
｢はい｣
リフトに乗って居住エリアへと向かうと､監視のためか看守がちらほら見えるのとは別に､エリア内は静寂に包まれていた｡
医務室へ向かうと､ゆっくりとリネットを運び出す｡
起きる心配はほぼ無いが､用心に用心を重ねると言ったものだ｡
途中､看守の足音､囚人の寝息に嫌なほど緊張して､私には向いていない仕事だと悟る｡
ド緊張しつつ､頭の中はフル回転というなんとも地味な構図だ｡
それとリネットに関してだが､同じ女の私よりもはるかに軽く､ちゃんと食べてるのかと心配した｡
以前貰ったリネからのカードには揚げ物が出てきて大変だったと書かれていたはずだ｡
体型維持かなと勝手に納得しつつも執務室へと向かった｡
｢ありがとう､そこのソファに寝かしといてくれ｣
そう言われて下ろすと､リネットはソファの上で寝返りを打った｡
｢みなさん仮眠しますか？｣
と私が聞いたところ､一人一時間交代で眠る事になった｡
一時間といえど､眠ることは重要だ｡明日の仕事率にも関わる｡
そう考えながら自分の番だと目を閉じると､瞼の裏にリネの顔が浮かんだ｡
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マニ。(プロフ) - 頭痛さん» ✉️。はい！これからも頑張ってね！頭痛ちゃん！これからもファンの一人として応援してる！💝 (1月2日 16時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こっちの作品もとても面白い！！💝、最高尊すぎる…これからも頑張ってね！頭痛ちゃん。☺️ (1月2日 11時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭痛 | 作成日時：2023年12月3日 18時
