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なんかいつも子供扱いしてはぐらかしますけど、貴女への想いは本物だってちゃんと証明して見せますからねBy渡親治 ページ35

ｻﾞｰｰｰｯ

ｺﾞﾛｺﾞﾛｯ


黒尾｢雷強くなってきたな｣

『んだね…』

黒尾｢雷怖い黒尾！♡とかないの？←｣

『全然怖くなさそうだねそれ←』


まあ想像してたけどそういうタイプじゃないよなー
それでも可愛いから最高なんだけど←

…なんか静かだな


黒尾｢…｣

ﾁﾗｯ


…っておい


黒尾｢震えてるし｣

ｸﾞｲｯ

『わ…』

黒尾｢顔赤！いや早く言えって！｣

ｷﾞｭｯ


身体冷えきってるし、すげぇ震えてる

このままじゃ風邪こじらせるな


『はは、大丈夫だって//』

黒尾｢んな訳ねぇだろ！｣

『それより黒尾、寒くない？///』

黒尾｢ｯは！？戻るぞA、このままじゃ悪化する｣

『平気だよ、誰か来るの待とう//』

黒尾｢ふざけ

『駄目なんだ、早く払拭しないといけない
もう捨てられちゃうのはゴメンなんだ//』ﾎﾞｰｯ

黒尾｢…ｯ？｣

『…え、あ、違っ』

ｷﾞｭｳｳｯ

黒尾｢お前が、木兎と兄妹じゃないのは知ってる｣

『へ…？』

黒尾｢Aの辛かった過去も知ってる｣

『な、んで…？』

黒尾｢昔木兎から聞いたことがある。あいつはもう話した事なんて忘れてるだろうけど｣

『…そ、なんだ…ｯ』

黒尾｢あいつは昔言ってた。Aは雨と雷が凄い日に“落とされた”って。だからそういう日はずっと怯えてるんだって｣

『…』

黒尾｢払拭しなきゃってのは…その時の恐怖か？
台風を見て昔を思い出すから、“払拭”なんだよな？
捨てられちゃうって

『黒尾は、可哀想だと思った？』

黒尾｢は？｣

『私の過去を聞いた時、可哀想だと思った？』

黒尾｢んな事…｣

『駄目なんだ』

黒尾｢？｣

『どうしてもこういう日は思い出す。毎回思うよ、早くこの恐怖から逃れないといけない。でも…足が竦んでどうにも出来ないんだ。皆の近くにいたらきっと取り乱す、そんなの嫌だ、迷惑かけたく無い！哀れな目で見られたくない！！こんな無様な姿見られたらまた捨てられちゃう…嫌わ、ないでｯ』

ﾁｭｯ

『！？っ、ふ、あｯ』

黒尾｢わかったから、もう何も言うなｯ…｣

『…な、んで…泣いてるの？』

黒尾｢見んなバカ…｣

『く、ろお？』

黒尾｢ｯ、Aはもっと人を頼る事を覚えろ。何が黒尾は寒くない？だ、お前の方がよっぽど寒そうな思いしてるくせに、人の心配より自分の心配しろ馬鹿。迷惑上等、かけていいんだよ、誰も嫌ったりしない、寧ろみんな喜ぶんじゃねぇか？。AはAが感じてる以上に、みんなお前が大切なんだ｣

俺別に遠慮とかしないんで。アンタを俺のもんにすんのも、そう遠くないんで覚悟しろ…ッスよ。俺に夢中になれBy京谷賢太郎→←よくチャラいとか言われるけどさ、お前に関しては１番真面目君だから。だから俺から離れないでくれよなBy矢巾秀

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