第1話 ページ3
side繭
今、私とグレンたちは、京都に来ている。
何故かというと、預言が出たからだ。
そして、その預言に出た預言の子を探すために、京都に来ているのだ。
繭「!グレン、あの子じゃない?」
私はある少年を見つけ、そちらに顔を向けて、指を指しながらグレンに言った。
グ「ああ、間違いねぇかもな.....」
私たちは、その少年に近づく。
グ「よし、預言通りだ。日本を壊滅させた、百夜教実験場の被験体の一人が現れた。少年、吸血鬼退治のためにお前を利用させてもらう」
グレンがそう言い終わった後、少年は涙を流しながらグレンに抱きつき、そのまま後ろに倒れる。
少「望むところだ...」
繭・グ「.........」
少「吸血鬼共を...滅ぼせるなら...」
少年はそう言った。
私はグレンに抱きついている、少年の頭を優しく撫でた。
*****
少「一体どうなってる?人間は滅んだんじゃねぇのかよ?」
グ「人間が滅んだ?そりゃあ吸血鬼共から聞いたのか?」
少年は頷く。
グ「まぁ確かに、あのウイルスで人工は10/1に減ったし、黙示録のラッパのせいで、奇妙な化け物共が地上を闊歩するようになったが。それでも、人間はそんなヤワじゃねぇよ。復興は始まってる」
少「復興?」
グ「だがその中でも、俺たちの組織が一番になる予定だ。生き残った人間をまとめ、俺たちが世界の覇権を奪う」
そう言いながら、グレンは自分の着ているコートに手をかける。
少「お前らは、何者なんだ?」
グレンは自分のコートを腕に掛けて、言った。
グ「俺は一瀬グレン中佐だ。所属は日本帝鬼軍。そして、俺の隣にいるのが.....」
繭「私は八重坂繭。階級は少佐で、所属はグレンと同じく」
グ「さぁ、俺たちと来れば吸血鬼共を殺せるぞ。掛けてやれ」
グレンは従者である、時雨に言った。
時雨は少年にコートを掛けてあげた。
グレンと私は、その少年の近くに行く。
繭「少年、あいつらが憎いんでしょ?」
少「憎い」
グ「なら、俺たちと一緒に来い。お前に必要な力をやる」
グレンは白い軍手を外し、その手を少年に差し出した______
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます!作者の気分次第になってしまいますが、なるべく更新出来るように頑張ります! (2017年11月20日 23時) (レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きを読みたいので、どんどん更新してください!!応援して待ってます!fight!! (2017年11月18日 16時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅暁武 | 作成日時:2017年10月9日 8時