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陽茉莉side
憧れだった大学に入学し、一人暮らしにも慣れた私は友達もでき楽しい学生生活を送っていた。
今日の講義はもう終わったから帰ろうかな・・・。
そう考え、帰り支度をしているとスマホに着信の通知が来た。
〜♪
「あれ?お母さんだ。」
久しぶりに通話ができると思い通話ボタンを押す。
タンッ
「もしもしお母さん?久しぶりだね(笑)」
「あっ、陽茉莉?久しぶりね(笑)学校は順調に行ってるの?」
「うん、順調に通ってるよ(笑)、急に電話来たけど何か用?」
「んー用っていうか、陽茉莉に聞きたいんだけど貴女付き合ってる男性いなかったでしょ?」
「…。」
付き合ってる男性…。
高校の時は共学だったから、少しの間彼氏と言える人はいた。
だけど、みんな私の見た目しか見てくれず、私が抱えているものを知ると次の日にはもう付き合っていたことなんてなかったことになっていた。
だからもう、私は誰とも付き合わないで、自分のやりたいことをやって生きていくのだと決めていた。
「いないけど、欲しいなんて思わないからね。」
「あらあら…。そんなこと言わないでさ『お見合い』してみない?」
「えっ…。私まだ大学はいったばっかりだよ?なんで『お見合い』なの?」
「だって…。うちから出て一人で東京に住んでるの心配なのよー。」
えっ…。ふつう心配だからって娘にお見合い進める母親っているの?
「私は、まだ学校でいろんなこと学びたいから『お見合い』なんてしたくない…。」
「そういわれてもお母さんもうお話受けちゃったのよー(笑)」
…。
うちのお母さんはちょっと自由人気味でした…。
『お見合い』なんて絶対したくない!!
何かあればコメントください。
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作者名:そら | 作成日時:2020年9月1日 22時