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【魔法】
「
合言葉を聞いた相手の記憶の一部を忘れさせることができる魔法。効果は一生涯分続き、はっきりと思い出すことは二度と出来なくなる。不特定多数に用いることができ、「聞く」の定義としてはシンプルに相手が音として認識することであり、その合言葉を聞いた人間は例外なくその以前三十分前のことを忘れ、永劫ぼやけた記憶のみを残すことになる。
強力な能力ゆえに、代償も大きい。能力使用より約一週間に渡り、彼女は痙攣と不眠に悩まされることになる。日が登れども沈めども、震え、眠れぬ日々を越すこととなる。能力使用回数が多くないために扱いにも不慣れであり、使ったたびにその症状に苦しめられる。
【サンプルボイス】
「救ってやるものか。忘れてなるものか」
「初めまして。私は朝義眞滉。兵站機関のペーペーだよ。一応カラドボルグ職人と、靴職人を兼任してる。カラドボルグの方はまだ勉強中だけどね。気に入ってくれたら嬉しいなあ。これ私の新作。可愛くない??エンジンつけた」
「えへへ、悪くない出来でしょう。才能には、自信あるのでね」
「眞杜〜、姉ちゃんと買い物行こうよ。お豆腐安いんだ、今日。……はあ?仕事とかまだあんの? 戦闘機関なのに書類仕事多くない? 姉ちゃんと仕事どっちが大事なの?」
「なんで? 意味わかんない、こいつ何言ってんの?話にならん」
「キモい奴はキモい。当たり前じゃん」
「“禁酒、しませんか?”……するわけがないんですねえ〜〜!!!!!」
「え? 苺には沢庵って相場が決まってるでしょ」
「んー、痙攣? うわマジじゃん、ウケる」
「隈? あーー、最近よく寝れてないんだよね。バレた? いやーやっぱ二日酔いって良くないよねえ、アル中にはキツイキツイ」
「ところでさ。君、意外と面白かったりする?」
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作者名:松宮カナメ | 作成日時:2022年7月28日 1時