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「眞滉は。……僕を、」

「もう、いい子は辞めます」

「ふふ。だいすき。大好きだ。愛しております。なぜって、だって、叶うことならもっと早く守りたかったんだ。でも、もう出来ない。だからどうしても、誰かの希望になりたくて。そのためなら何でもした、誰かの何かになろうと必死になった」

「……でも、─────今、漸く分かった」

「ただ。ただ、貴方と笑うために、僕はもう一度立ち上がったんです」

「はい。愛しています、心から。…あはは。自分でも笑えてきた。可笑しいな。でも、分かる。姉ちゃんが信じた相手だ。まごう事なく、美しく、気高い人だ。けれど、こんなことって」

「……だって僕は、もう貴方から目を離すことなんて出来ないというのに」

「あの人は、酷い。厭な人です」

【備考】

1月23日生まれ。家族構成は父、母、姉。A型。
彼の実家は小さな靴屋である。先祖代々受け継がれてきた由緒ある靴屋で、実はドゥオデキムの最初期に無償で軍靴の素材を提供していた家である。そのためか分からないが、長らくドゥオデキムの代表が居候をしている。朝義がそれを認識したときには、もう既にしっかり家に馴染んでいたらしい。

like:アドベントカレンダー、ジグソーパズル、ラーメン、地図を見ること、靴選び、英雄譚、煙草
hate:カモメの眼、厚手の服、生きものが死ぬ瞬間、雑な対応

ワクワクするものが好き。小さい頃の夢は冒険家で、世界中を探検する野望を抱いていた。そのためか、地図を読むのが早く、土地の名前にとても詳しい。曰く、趣味である。汗っかきなので、熱が篭るものは苦手らしい。煙草は銀腕に入団してから始めた。姉があまり構ってくれなくなったからである。一人でよく吸っている。寂しがりやさんだね。
「テキトーに決めておいて」が出来ない。いや出来るかもしれないが、そう委ねられるのは嫌い。そうやって押し付けてきて拒否される面倒さを知っているためである。カモメの眼は怖い。ほんとに怖い。

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作者名:松宮カナメ | 作成日時:2022年7月28日 1時

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