第5話(side ロー) ページ6
俺は仲間と北の海でAを探していた
ひとつなぎの大秘宝を求めグランドラインに進みたいが
グランドラインに入る時にAを連れていきたいという思いがあり
仲間に説明して今も探し続けている
探し続けて約3年が経った
そろそろ潮時かと思いつつも諦めきれない自分がいた
この島を最後にしようも思いある島に寄った
夜に着いたため
探すのは明日にして何人かで飯を食いに街へ来た
軽く夕飯を済ませ
お酒がまだ飲み足りなかったこともあり
ペンギンとシャチと小さなバーに来た
2-3杯飲んだ時に
カウンターに座る1人の女が目に入った
綺麗なブロンドの髪だった
Aも同じような髪色をしてたなと思いつい見つめてしまった
そしてふと見えた横顔が
大人びたAにしか見えなかった
貴「ロー…会いたいよ」
近い席でもなく
周りの音がする中でも
その小さな囁きが耳に入った
あの女はAだ
確信した
席を立ちゆっくりと近づいた
ペンギンとシャチはどうしたのと声をかけてくるが
そんなことに答える暇もなかった
思いっきり抱きしめたい思いを隠しながら
声をかけた
ロー「呼んだか?」
Aが顔を上げた
しっかりと真正面から見たAは
大人の女性で
凄く綺麗になっていた
驚いた顔をして俺の名前を呼んだ
その驚いた顔が可愛らしく笑ってしまった
ロー「久しぶりだな
A」
名前を呼んだ瞬間Aは抱きついてきた
Aの香りがとても懐かしく泣きそうになってしまう
Aは泣いていて俺の肩を濡らしていた
それがとても愛らしく思えた
Aの肩に手を置きしっかりと向き合う形をとった
綺麗だと伝えた
そしたらAは顔を真っ赤にした
恥じらいとお酒で赤くなっている顔がすごく色っぽく見えて
すぐにでも唇を奪い
俺だけのものにしたいと思う
貴「ローもかっこよくなり過ぎよ
好き
もうロー以外の人についていくつもりはないの
私を連れてって」
俺をこれ以上煽るな
本当に二度と離してやらないからな
もうお前は俺のもんにすんだから
ずっと俺の隣にいればいい
ロー「当たり前だろ
そのつもりで俺はAを探してたんだ」
Aの手をとり
ゆっくりと唇を手の甲に落とした
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作者名:まよい | 作成日時:2022年12月17日 0時