第4話(side 貴方) ページ5
新世界にあるドレスローザという大国から
元々いた北の海を転々としている
ローを探し続けて旅をするのにも疲れた
ドンキホーテファミリーを去ってから約4年も経った
その間ローの話は聞くことがあったが会うことは出来ていない
すごいやんちゃをしているそうだ
ハートの海賊団という小さな海賊をやっているとかどうとか
貴｢ロー…会いたいよ｣
訪れていた街の小さなバー
カウンターに座りややハイペースにお酒を飲んでいた
疲れている
そろそろ精神的に辛くなってきた
そういう時にお酒を飲むようになった
ローのことを思いながらお酒の入ったグラスを眺める
｢呼んだか？｣
突然低い色っぽい声が降ってきた
驚いて顔を上げると男の人が私を見ていた
そして隣に座ってきたのだ
グラスを持った手にはdeathというタトゥーが掘ってある
呼んだか？という言葉
アニマル柄の帽子
見覚えがあった
貴｢え…
ロー？｣
隣の男は喉を鳴らし笑った
ロー｢久しぶりだな
A｣
私は嬉しさが込み上げてきてローに抱きついてしまった
貴｢ロー…！
会いたかった…
ファミリーを抜けてずっとローを探してた
やっと会えた｣
涙でローの肩を濡らしてしまっているが
ローは嫌な顔せず私を抱き締め返してくれた
ロー｢俺もだ…
Aの手配書が出回ってきて
ドフラミンゴの元から去って北の海にいることを知った
それから俺もずっと探してたんだ｣
ローも私を探してくれた
その事実がとても嬉しかった
涙が止まらない
ローは私の肩を掴み
向き合った
しっかりとローの顔を見ると本当に大人の男性になっていて
とてもかっこよく思えた
落ち着きのある大人の男性だった
そんな人に見つめられると照れてしまう
顔を逸らしてしまった
ロー｢A
綺麗になったな｣
好きな人にそんなこと言われたら誰でも照れてしまう
顔が真っ赤になってる気がする
元々お酒を飲んでいて赤いのに
顔に熱が集まる
赤いままローのことを見る
貴｢ローもかっこよくなり過ぎよ
好き
もうロー以外の人についていくつもりはないの
私を連れてって｣
少し喋り過ぎてしまうのはお酒のせいだ
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次はローsideです！
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作者名：まよい | 作成日時：2022年12月17日 0時
