殺し屋にはなりたくないので救済します【名探偵コナン】

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見ていられなくて目を背ける








『…ありがと』






心からの感謝の気持ちを述べるも


何故か気まずくてそっぽを向く












『さっきは変な態度取ってごめん』









「あれ？もしかして気にしてた？僕そんなに気にしてないのに〜」









ちょっと揶揄っただけなのに、Aって単純〜






なんて声が聞こえてくるが無視しよう











これ以上こいつと話していたら調子が狂う









「どうしてORDERの誘いを蹴ったの？」






『大切な人を、守りたいから』






「それって、さっき会ったあの男？」






『、、、さぁね、秘密だよ』







つれないなー、なんて話す南雲さんの横顔を見つめるが

南雲さんがこちらの視線に気づく前にパッと目をそらす













『早く、帰ろう』






と発したのと同時か


又は発した後か










前へ歩こうとする私を阻止するように腕を引っ張られた









ふりかえると腕を引っ張った主は南雲さんで



先ほどと同じ眼差しを向けている









「今度からは僕が教えようか？」








一度聞いたセリフをもう一度吐く






そういえばさっき返答してなかったな






まだ正常に回っていない頭で思い出す








『遠慮しておくよ、南雲さんは煽ってくるでしょ

　それに、私はもうJCCを卒業してるから』







「あ〜確かに〜」






残念〜なんて思っていないことを普段の笑顔で吐く












「お腹すいちゃった はやく帰ろ〜」









いつの間にか私の前を歩く南雲さんについていく



窓から差し込む日差しが眩しかったので





下を向いて歩いた

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