殺し屋にはなりたくないので救済します【名探偵コナン】

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わたしが私になったのは5歳の誕生日の朝




子供だったから自分の誕生日で気分が浮かれてて階段から足を滑らせて落っこちた


大きな衝撃と共に頭によぎったのは前世の自分の記憶




母と父が心配して駆け寄ってきたにも関わらず私はテレビをぼーっと見つめていた




「おはようございます。
　きょう12月18日米花町、朝の天気をニュースキャスターの〇〇がお伝えします。」
　


『べいか、ちょう………』





思わず呟いてしまった私は悪くないと思う。


いやだって思わないだろう、転生先が名探偵コナンだったなんて、どこの夢小説？







それも部屋にはJCC(殺し屋養成施設)のポスター


嘘だろ、ここ、名探偵コナンとサカモトデイズがクロスオーバーしてる世界線？




名探偵に殺し屋まで、、、


5歳までこの町で生き残ることが出来ていた私を純粋に褒めてやりたい







でも、そのときは、自分の命の危険より


頭の中は「ワクワク」の四文字で埋まっていた





だってこんなのオタクの私に無双しろって言っちゃってるようなもんじゃん？？




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父も母もJCC卒業生の殺し屋一家に生まれた私。

こんなちんちくりんが生まれたにも関わらず父も母も変わらず私を愛してくれた。


まぁ、精神年齢は成人超えてるからめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど





2人とも殺し屋という職業柄、あまり3人一緒の時間はあまりなかったけれど

少しでも時間が出来たら殺し屋についてたくさん教えてくれた。


JCCについて、毒の種類、ライフルの扱い方に加えて、自分の身の守り方。


普通、とはかけ離れた家庭だったかもしれない

それでも愛情を注いでくれて、私は幸せだった。












けど


その日から5年ほど経った父と母の結婚記念日、その日に幸せは壊れた。

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