"元"無個性ですが何か？３【ヒロアカ】 (ページ1)

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ガラリと音がし、病室のドアが勢いよく開いた

『おー意外と.....』

早かったね、と声に出すよりも先に私は腕に包まれていた

『剣持、ちょ「刀也、」

不貞腐れたようなそんな声が耳元で聞こえる

『分かった分かった。刀也くん、ごめんね心配かけて』

あやすように刀也の背中をポンポン、とリズムよく叩くと

「子供じゃないのでやめてください」と一言

先に抱きついてきたのはそっちのくせしてなんだんだ本当に、

「おーい、お二人さん

　お楽しみのところ悪いんスけど俺たちのことも考えてくださいよー」

コンコン、と病室のドアにノックをしながら現れたのはガクくん

おいそこ「チッ」って舌打ちしたの聞こえたぞ、やめなさい

「やっほーAお姉ちゃん！！久しぶり〜！」

『かざちゃん！！久しぶりだね〜あえて嬉しい〜〜！！』

そういって私はかざちゃんとギューっとハグをする

「これ、マジカルペンだよ」

『わ～、あ、ちょっと濁ってる

　まぁあの広範囲で使ってこの濁りならまだいい方か、、、』

「それで、その羽根なんなんですか？」

『新しい個性らしい』

「付与、されたんですか？」

『うーん、まぁそう考えるのが妥当だよね

　今のところ生活に支障は出なさそうだし逆にこの個性

　自分のモノにできたらかなり大きいからその辺は色々考えてるよ』

「俺の方からお女神様に話をしておきますね」

お女神様、というのはきっとモイラ様のことだろう

確かにガクくんは神様同士だから関わりもあるし何よりも羽根ついてるからね

『ありがと、ガクくん。超助かる』

「いえいえっすよ！！」