第２話 ページ3
━━━━━━━━━━━━━一方その頃
｢明日からMERかぁ...元一くんと仕事ができるのは嬉しいけど他の皆さん怖かったりしないよね...？不安しかない....｣
引越しの手続きを終え、久しぶりの日本....東京の街中を散策していた私は、明日からの職場に不安を抱いていた。
池袋PARCO....こんな大きいとこも出来てるんだぁ...
館内をキョロキョロ見回りながら３階にきた時だった。
ｳ゛ｰ!! ｳ゛ｰ!! ｳ゛ｰ!!
｢！？...何？｣
━━━━━━━━━━ ただ今地下２階、屋上のビアガーデンで、火災が発生しました。お客様は、係員の指示に従って避難してください。初期消火班は、初期消火を実施し、避難誘導班は、配置について避難誘導を実施してください！
なお、エレベーターは使用できません！
火事...？
客｢逃げろーーー！！！！｣
客｢火事だーー！！！｣
職｢皆さん落ち着いてください！！！出口は１階と地下１階です！順番にご案内致しますので落ち着いてください！！！｣
客｢落ち着いていられるかよ！！！！！｣
館内全部の放送が火災を知らせるものに変わり、お客さんたちは全員混乱状態に陥った。
職員の必死の声掛けも虚しく、お客さんは一斉に走り出し、出口を目指していた。
火災...起こりやすい症状は...
｢... 気道熱傷とCO中毒が起こる可能性がある...！｣
大人数がそうなると、私１人じゃ厳しい...！
早めに上の階の人も避難してもらわないと...！
すぐに壁際に寄って、そう判断した私は従業員用の入口から出てきた人に声をかけた。
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作者名：ムゥ | 作成日時：2023年11月18日 20時
