142.ビジネス契約成立 ページ5
最初はうちの山の観光にでも来たのかという程にヘラヘラとしていた女だったが、
ビジネスについて口を開けばまあ雄弁で。
ビジネスの才能はありそうだ。
悔しいけど。
『…あたしは貴方が大嫌いよ。』
私は小さな反抗のつもりで、女を睨みつけそう言った。女はまあ、いつまでもニコニコ、ニコニコと。
殺気を飛ばせど銃を突きつけど、恐らくこの女は揺るがない。
さすが
肝が座っている。
『…仕事は受ける。
客を選ぶのはいけないもの。
ああそう。つまるところ、うちに来るのはあんたみたいなクズばかり…』
パンッ
『ゴトー、契約書を中へ』
ゴトー「はい、A様」
私が一度手を叩けば、ゴトーが部屋へ入ってくる。武器商人といえば、「従順な執事さんねぇ」と感心している。
『ここにサインを。』
K.G「まぁ…これで契約は成立するのね?」
『ええ。その通りですよ、ミス。
でもね。悪いけど、料金は二倍頂くわ。』
K.G「どうして?」
『これは、私一人の仕事じゃ済まない。
私の弟の力が必要よ。』
『とりあえず、5億ジェニー。
弟に前払いしなさい。』
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作者より
久々の更新、長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。私生活が忙しいため、今後は不定期ですがゆっくり更新できたらと思います。
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ゆう(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます (2020年6月6日 14時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2019年4月8日 21時